前の記事のキーボードの件、さっそくヨドバシでサンワサプライの「テンキー無しのコンパクト&スリム・パンタグラフ」SKB-SL09BK、2980円というのを購入しました。
箱絵には従来のキーボードと比較して「142mmの省スペース」と図示されていて、確かに使ってみるとそのとおりですばらしいです。なんだったんだアレは。
ひじを軸にして前腕をちょっと移動させるだけでマウスが使えます。
どうでもいいのですが、単体で売っているキーボードというのは想像以上に種類が多く、なんかワイヤレスらしい30,000円くらいもする高いもの(そんなものが必要なのか?)から、形はそれらしいけど980円のバッタものまでさまざまです。
それからキーの形式ひとつとっても「キートップのどの位置からでも垂直にストロークするため、キーの中心を打たなくても確実に入力」できるパンタグラフ、「ストロークが長いので深く確実な入力感が得られる」メンブレン、「薄型でストロークが短く、確実な押し心地はそのまま、軽いキータッチでご使用いただける」薄型メンブレン、「キーを押した時に不快な沈み込みがなく、歯切れ良い打鍵音と、剛健性が魅力です」のメカニカル、以上4種類ぐらいあるようで、かなり奥深いです。
気になる人はきっとこういうところも気になるのでしょうね。
(ところで「剛健性」って何だ、その日本語)
ただ私の求めていたテンキーなしの省スペースタイプというのはかなり種類が少なくて、あまり需要が存在しない様子。大半はさきにかいた「上から見たエセックス級空母」みたいな「進化を忘れた恐竜」でした。
「キーの押し心地」とか「歯切れのよい打鍵音」をこよなく愛する人も、この肝心な点は気にならないのであろうか? 実に不思議と言わざるを得ない。
コンパクトタイプの種類の少ない中で、実はわたしも心地よい押し心地の、渋い打鍵音のがほしかったのですが、なんだか6,000円くらいもして、しかもファンクションキーがなかったり日本語に対応してなかったりで断念しました。そんなもん買うヤツがいるのか?
ほんとうは今日は国立博物館の「大徳川展」を見てきて、出展の将軍家ゆかりの宝物のすばらしさに度肝を抜かれてきたのですが、何を書いていいのか分からないので上のような些事拘泥をしてみたわけです…
こういう江戸時代を開いた徳川家康という人は、ともかくスゲエと思った次第です。8点ほど大権現様の肖像画があり、みなさん共通のイメージでご存知の、同じ「ふくよかな大企業会長」の御顔をされていました。いずれも1640年前後のもので、彼の死後とはいえまだ生前の思い出がしっかり生きていた時代の作品、たぶんまちがいなくああいう御顔だったのでしょうね。
私たちは彼について権力欲ぎらぎらなタヌキおやじを、既成イメージとしてどうしても想像してしまうわけですが、なんかそれじゃ全然足りないような気がしました。藤原定家の歌の直筆とそれを家康がまねて書いているのが並べられていて、素直にそのとおりに模写していながら一字欠けていたりで、ちょっと初代将軍の人間味が感じられてうれしかったです。
あと歴代将軍の愛用の品とかが飾られていましたが、決して華美という感じではなく、すごく勤勉でまじめな印象でした。とくに犬公方といわれる綱吉(だったかな?)はイメージ通り肌身離さず持ち歩いていた漢籍のミニ本が飾られていたり、真面目な子のお習字みたいな直筆掛け軸があったりで、うーん、なるほどねという感じでした。
それからすごいのは、「国宝・鎌倉時代の名刀・織田信長愛用・明智光秀奪取・徳川将軍愛用」という刀…これってスゴイドラマじゃないですか!
あと家康が関ヶ原で着用していた渋い実戦的な鎧とかも飾られていました。
目玉は和宮様以下お姫様たちの超きらびやかな嫁入り道具でしょう。ここら辺は男性女性の趣味が分かれるようで、私はあんまり関心が持てませんでしたが、ともかく驚くべき完璧かつ超高度な職人仕事の数々であることは間違いありません。「いい仕事してますねぇ」なんてハンパなレベルじゃありません。
あと興味深かったのが、それらすべてに執拗と言っていいくらい描かれている葵の御紋でした。それこそ茶匙の一本一本にまで、すべての品に規格化して機械で打ったかのように入れられています。このあたり、「黄門様の印籠」に込められていたような将軍家の威光というものを感じました。
あ、肝心のその光圀公の印籠もしっかり飾られていましたよ。テレビの通りの品で、これを飾ったお堅いはずの国立博物館の遊び心を感じました。ただ光圀公はテレビのイメージでは全くなく、印籠も実際にはご使用にならなかった由。
ともかく大量のすごい宝物がいっぱいで、しっかり見ていると間違いなく一日がかりとなるでしょう。
平日でしたが多客ですので土日は避けるが無難です。うんちくを語りかけてきた玄人のオジサンによれば、16時以降の終わり前の時間が客も少なくていいのだとか。まだしばらくやっているみたいですので、みなさんもぜひ見に行かれることをお勧めします!
箱絵には従来のキーボードと比較して「142mmの省スペース」と図示されていて、確かに使ってみるとそのとおりですばらしいです。なんだったんだアレは。
ひじを軸にして前腕をちょっと移動させるだけでマウスが使えます。
どうでもいいのですが、単体で売っているキーボードというのは想像以上に種類が多く、なんかワイヤレスらしい30,000円くらいもする高いもの(そんなものが必要なのか?)から、形はそれらしいけど980円のバッタものまでさまざまです。
それからキーの形式ひとつとっても「キートップのどの位置からでも垂直にストロークするため、キーの中心を打たなくても確実に入力」できるパンタグラフ、「ストロークが長いので深く確実な入力感が得られる」メンブレン、「薄型でストロークが短く、確実な押し心地はそのまま、軽いキータッチでご使用いただける」薄型メンブレン、「キーを押した時に不快な沈み込みがなく、歯切れ良い打鍵音と、剛健性が魅力です」のメカニカル、以上4種類ぐらいあるようで、かなり奥深いです。
気になる人はきっとこういうところも気になるのでしょうね。
(ところで「剛健性」って何だ、その日本語)
ただ私の求めていたテンキーなしの省スペースタイプというのはかなり種類が少なくて、あまり需要が存在しない様子。大半はさきにかいた「上から見たエセックス級空母」みたいな「進化を忘れた恐竜」でした。
「キーの押し心地」とか「歯切れのよい打鍵音」をこよなく愛する人も、この肝心な点は気にならないのであろうか? 実に不思議と言わざるを得ない。
コンパクトタイプの種類の少ない中で、実はわたしも心地よい押し心地の、渋い打鍵音のがほしかったのですが、なんだか6,000円くらいもして、しかもファンクションキーがなかったり日本語に対応してなかったりで断念しました。そんなもん買うヤツがいるのか?
ほんとうは今日は国立博物館の「大徳川展」を見てきて、出展の将軍家ゆかりの宝物のすばらしさに度肝を抜かれてきたのですが、何を書いていいのか分からないので上のような些事拘泥をしてみたわけです…
こういう江戸時代を開いた徳川家康という人は、ともかくスゲエと思った次第です。8点ほど大権現様の肖像画があり、みなさん共通のイメージでご存知の、同じ「ふくよかな大企業会長」の御顔をされていました。いずれも1640年前後のもので、彼の死後とはいえまだ生前の思い出がしっかり生きていた時代の作品、たぶんまちがいなくああいう御顔だったのでしょうね。
私たちは彼について権力欲ぎらぎらなタヌキおやじを、既成イメージとしてどうしても想像してしまうわけですが、なんかそれじゃ全然足りないような気がしました。藤原定家の歌の直筆とそれを家康がまねて書いているのが並べられていて、素直にそのとおりに模写していながら一字欠けていたりで、ちょっと初代将軍の人間味が感じられてうれしかったです。
あと歴代将軍の愛用の品とかが飾られていましたが、決して華美という感じではなく、すごく勤勉でまじめな印象でした。とくに犬公方といわれる綱吉(だったかな?)はイメージ通り肌身離さず持ち歩いていた漢籍のミニ本が飾られていたり、真面目な子のお習字みたいな直筆掛け軸があったりで、うーん、なるほどねという感じでした。
それからすごいのは、「国宝・鎌倉時代の名刀・織田信長愛用・明智光秀奪取・徳川将軍愛用」という刀…これってスゴイドラマじゃないですか!
あと家康が関ヶ原で着用していた渋い実戦的な鎧とかも飾られていました。
目玉は和宮様以下お姫様たちの超きらびやかな嫁入り道具でしょう。ここら辺は男性女性の趣味が分かれるようで、私はあんまり関心が持てませんでしたが、ともかく驚くべき完璧かつ超高度な職人仕事の数々であることは間違いありません。「いい仕事してますねぇ」なんてハンパなレベルじゃありません。
あと興味深かったのが、それらすべてに執拗と言っていいくらい描かれている葵の御紋でした。それこそ茶匙の一本一本にまで、すべての品に規格化して機械で打ったかのように入れられています。このあたり、「黄門様の印籠」に込められていたような将軍家の威光というものを感じました。
あ、肝心のその光圀公の印籠もしっかり飾られていましたよ。テレビの通りの品で、これを飾ったお堅いはずの国立博物館の遊び心を感じました。ただ光圀公はテレビのイメージでは全くなく、印籠も実際にはご使用にならなかった由。
ともかく大量のすごい宝物がいっぱいで、しっかり見ていると間違いなく一日がかりとなるでしょう。
平日でしたが多客ですので土日は避けるが無難です。うんちくを語りかけてきた玄人のオジサンによれば、16時以降の終わり前の時間が客も少なくていいのだとか。まだしばらくやっているみたいですので、みなさんもぜひ見に行かれることをお勧めします!
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