宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/06/17
曇っているもののとても蒸し暑い土曜日。この日ははまださんの「酒場百選」出版をきっかけに、ある新聞社の取材があるということで参加させていただきました。なんでも、ブログをやっている会社員の呑み仲間というのが要件のようで、ありがたいことにはまださんはボクにも声をかけてくれたのです。この日集まるのは他に「帰り道は、匍匐ぜんしん!~しとりで飲み歩き」のここっとさん、「アル中ハイマー日記」のにっきーさんの計4人。16:20に西新宿のホテルで待ち合わせて向かったのは、新宿4丁目の路地を入ったところに、隠れ家的にひっそりとある「品川亭」です。



もとは料亭に使われていた一軒家を使っているらしく、こぢんまりとした1階の店内は、8人も座れば一杯のカウンターと、4人用の小上がりの座敷だけ。そこに、壁一杯に七福神などのグッズが無数に飾られています。



なんでも、こちらに常連の女性が全国各地を訪れるたびに、七福神関連の小物をおみやげで持ってきては飾っていき、壁一杯になるまでになったとか。相当こちらのお店に通ったのでしょうね。しばらく壁を見ながら、感心してしまいます。飲み物は、まずは瓶ビールをいただきます。



お通しなどもいただきながら、しばらく撮影タイム。1時間半くらいだったでしょうか。なかなか取材というのも大変ですね。途中、吉田類さんも顔を出していただけました。ダークなスーツがかっこいいですねー。一通り撮影を終え、2階の座敷に移って本格的に聞き込みの取材です。さすが、料亭に使われていただけあって渋い作りの座敷です。ジャケットを脱いだ類さん、黒のタンクトップのシャツがセクシーです。なるほど、さっきいらっしゃったときに「最近HGって言われるんだよー」とおっしゃった意味が分かりました。

先程1階でいただいた料理と、さらに追加でいろいろ料理をいただきました。



こちらはお通しの岩のり。味のしっかり濃い岩のりで、とってもおいしいです。



こちらはピリキュ。名前の通りぴりっと辛い味付けのキュウリです。にんじんも美味しくいただけます。



湯がいた豆もやし。豆の食感が良いですね。ボクは普通のもやしより豆もやしのほうが好きです。



ニラのおひたし。しゃきっとしていて美味しいです。しっかり味付けにも、ニラの風味が負けてないですね。



煮物。たけのこやジャガイモも美味しかったですが、このがんもどきが絶品。こんにゃくも上品で美味しかったなあ。



そして角煮がまた旨いの何の。豆腐にもしっかり味がしみていて、絶品です。途中、吉田類さんが退席されました。別口の取材があるとのことで、どうやらゴールデン街へ向かったようです。さすがにお忙しい方ですね。



かつおのたたき。今の時期、かつおが美味しいですね。生姜をたっぷり付けていただきます。記者の宇佐見さんとの話も盛り上がります。この宇佐見さんも最近「快食の新・常識」という本を出されていて、この本、全国各地の食の取材を通した経験や食に関する豆知識が簡潔に表現されている、なかなかためになる本です。



最後に仕上げのみそ汁。一見、八丁みそのようですが味はぜんぜん八丁みそとは違い、何というかさっぱりとした淡泊な味。しじみが良い味出してます。



西新宿の高層ビル街からすぐのところにある、隠れた名店ですね。ボクにはなかなか頻繁に通える価格設定ではありませんが、たまにはこういうところでゆったりと杯を傾ける、なんて言うのも良いものです。結局外に出たのは22時近く。しっかりと雨が降る中、新宿駅へ戻りました。
(続く)


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