宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/10/28
(続き)
上総湊駅が始発で浜金谷まで海岸線を走るバスの発車時刻は、ちょうど電車の到着を待っていたかのように電車を降りた約5分ほどあと。駅前で記念撮影などをしながら、ちょっと歩いたところにあるバス停でバスに乗り込みます。海岸線を東京湾を眺めながら走るバスはとっても気持ちがいいですね。わいわい遠足気分な7人、海を見ながら楽しく盛り上がります。そして10分も経たないうちに目指す「梅乃屋」のあるバス停、あっという間でした。



何にもない海岸沿いの道路脇に、ぽつんと立っている「梅乃屋」。しかしお店には既に大行列ができてました。ボクは今まで知りませんでしたが、結構な有名店のようです。



列に並びながら、メニューをみつつ期待がふくらみます。そしてこちらは美味しいラーメンもさることながら、梅割りが呑めることでも有名なようです。チャーシューメンのチャーシューを食べながら梅割りを呑む、これはたまりませんねえ。そして20分ほど待ってようやく入店できました。調理する様子がよく見える道路側の席に7名揃って座ることができました。



古い竈でお湯を沸かしているようですね。なかなか雰囲気のある厨房です。そして飲み物を注文、瓶ビール(大瓶、550円)をKさんとボク、そして全員梅割り(300円)をいただきます。



既に焼酎と梅エキスがブレンドされた状態で冷蔵庫に入れられた梅割り、バイトと思しき女の子が慣れた手つきで一杯一杯注いでいきます。



そしてやって来ました、梅割り。受け皿にもなみなみと注がれてますね。7名、喜々としながら乾杯します。冷えていて美味しいですね。そして梅エキスがとってもいい梅の香りがします。これは昼からいい感じになってきました。



壁には宝酒造からの感謝状が。ということはこちらの焼酎は宝なんですね。そして隣の時計、時刻は11:37。ちょうど宇ち多゛も開店した頃かなあと思いながら梅割りをきゅっといただきます。



向かいの窓からは東京湾の水平線が見えますね。開けっ放しの店内には気持ちのいい風が入ってきます。ほんと、呑んだくれツアーには絶好の天気になりました。



厨房ではバイトの女の子やおかあさんたちがみんなで一致団結してラーメン作成にとりかかっている、といった感じ。一生懸命はたらいている横で、酒呑み7名は楽しくラーメンのできあがりを待っています。そしていよいよ完成した様子。一杯一杯、なみなみとスープの満たされたどんぶりを運んで来てくれます。



いやあ、待ってました、チャーシュー麺ヤクミ入り(600円+ヤクミ40円)。たっぷりのチャーシューの上に薬味の刻みネギがたくさん乗ってます。



皆さんの前にもラーメンが揃いました。それではみなさん、いただきましょうという感じで早速一口。



いやあ、チャーシューがめちゃくちゃ旨い。ぶ厚くて味がしっかり付いていて、まさに肉々しい味。梅割りにぴったりですね。しかしこのチャーシュー、もの凄い量。食べても食べても減らない、って感じです。



麺は独特、乾麺を使っているそうです。一説には、アルバイトの近所の奥さんたちが入れ替わり作るため、バラツキ無くどの人でも美味しく茹でられるように乾麺を採用しているとのことです。普通のラーメンに比べると、軽い食感がなんとも独特ですね。梅割りを空けて、残りのラーメンをずずずっとすすると、またこれが呑んだあとのラーメンのような感じで絶品、薬味の玉ねぎがまた醤油スープに馴染んでいい味になります。ちなみに薬味なしもまた別の味がしますよということで、Kさんの奥様、Cさんがわざわざ薬味無しを頼んでくれました。スープを一口いただくと、これもまたすっきり醤油味で美味しいですねえ。全員完食してごちそうさまでした。約25分ほどの滞在、次のバスまで少し時間があります。ちょっと海のほうまで散歩しますか、ということで道路を渡って海辺へ向かいます。



漁港になってるのですね。魚を捕って帰ってきた漁師さんたちのために、体が温まる梅割りを供するようになったということですが、我々もおかげさまで美味しい梅割りをいただくことができました。天気は快晴、海水も綺麗でとってもいい気分です。しばらく海を眺めながら、バスの時間までゆったりと青空を満喫できました。
(つづく)

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