宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/04/25
(続き)
丸木屋商店を出て、渋谷の喧噪を何とかくぐり抜けて渋谷駅へ戻り田園都市線に乗り込みます。三軒茶屋で下車し、世田谷線に乗り換え向かったのは久しぶりの酒の高橋です。ここ最近、何度か連続で土曜日ふられてしまっていたのでした。世田谷駅で下車し左に曲がるとすぐに提灯に明かりが付いていることが確認でき、ホッとしてお店に向かいます。



あらら、暖簾が新調されてました。なかなかシンプルで可愛らしい、素敵な暖簾ですね。そして暖簾をくぐると満員御礼。辛うじてカウンターの奥が空いてました。ママさん、けいちゃんに「こんばんは、お久しぶりです」とカウンターに腰掛けます。キープしているキンミヤ一升瓶をすぐに出してくれて、飲み物は最後の一つ残っていた豆乳をいただくことにします。



豆乳割りを濃いめに作っていただきます。お通しはきゅうりのピリ辛漬け。これもなかなか美味しいですね。カウンターの上に貼られている短冊メニューをぐるっと見渡すと、やはり鍋は終了。ポテトサラダとお刺身三品盛りをいただくことにしました。



いつもながら、あっさりシンプルなポテトサラダ。つくづく、実家の母が作るポテトサラダを思い出させる味です。そして三品盛りもやってきました。



いさき、まぐろ、赤貝ひも、平政。四品盛りの大サービスですね。ありがたくいただきます。マグロも一番いい中トロのところ、絶品です。お刺身に感動していたら、ママさん「サービスよん」と野沢菜をちょこんとお皿においてくれました。



野沢菜、大好きなんですよね~、なんて話しつつ、これまで土曜日に来たけど空いてなかったという話をしてみたら、なんでも年明けに亡くなられたご主人の法事などでいろいろとあったとのこと。なるほどそうだったのですね。



二杯の豆乳割りも空き、黒ホッピーをいただきます。少し豆乳が残ったグラスでそのまま黒ホッピーをいただくのがお気に入り。クリーミーな感じが楽しめます。そして、けいちゃんから若い頃のご主人、ママさんのお話を伺ったり、ママさんからもご主人の思い出話を伺ったり、笑いあり涙ありのひとときを過ごさせていただきました。



久しぶりの酒の高橋、ほぼ閉店近くまでお邪魔しちゃいました。たくさんママさんとけいちゃんとお話しすることが出来て、このお店の歴史を少し知ることができました。ご主人のご冥福をお祈りしつつ、てくてくと自宅へ歩いて帰ったのでした。
(おわり)

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