愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

八幡濱第一防空壕

2001年02月17日 | 地域史
 
2月10日前後の地元紙でも大きく取り上げられていたが、八幡浜市幸町に、戦争遺跡でもある大規模な防空壕の全容が明らかとなった。
この防空壕の入口には「八幡浜第一防空壕」というプレートが刻まれており、中は奥行10メートル、天井の高さは2メートル。内部はコンクリートで内装が施され、野堀りの防空壕のイメージとはほど遠い、まさにシェルターといった感じ。トイレや洗面所も完備され、戦争遺跡として非常に保存状態がよい。地元紙によると、この防空壕は朝鮮人労働者によって建設されたことや、建設に際して周囲の家屋を取り壊したという。
私も、見学に行ってみたのだが、地元の戦争(平和)学習に利用されるべきものと思う。保存の方向で話を進めてもらいたいものだ。

情報提供 大本 2001/02/17

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