時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

フェイル・セーフティとフォールト・トレラント

2006年08月21日 02時19分00秒 | 学術・教育
フェイル・セーフティ(fail safety)という考え方があります。フェイルは「故障」、セーフティは「安全」で、つまりは「安全な故障」という意味になります。一見、矛盾する言葉の繋がりですが、この言葉が表す精神は、全ての機械(システム)に故障は避けられない、だから万が一、故障しても安全を確保しようという思想です。
フォールト・トレラント(Fault tolerant)という考え方もあります。これは一部で問題が発生しても、それが原因で全体がおかしくならないようにしようという発想です。

例えばジャンボジェット機には4つのエンジンが付いていますが、ただ飛ばすためには4つもエンジンは必要ないとか。1個か2個でも充分に飛べるそうです。しかし、それだとエンジンが故障した時に、直ぐに墜落という事態に陥ってしまいます。そのため、余分にエンジンを付けているのです。

文部科学省の通達によると、プールの給排水口の防護柵は二重にしておくことと指導されていたそうです。しかし調査によれば、1900近いプールで、これが守られていなかったとか。確かに防護柵はひとつ付いていれば、人が吸い込まれる事故は起きません。しかし埼玉県の事故のように、それが外れてしまえば、たちまち事故が起きてしまいます。防護柵を二重にするというのは、fail safetyやFault tolerantの発想と言えるでしょう。
しかし残念ながら、これらの思想は、まだほんの一部にしか浸透していません。いや、本来ならば浸透しているべきエレベーター業界でも、シンドラー社の事故を見れば、全然考えられていない印象を受けます。

機械やシステムは絶対に故障しない物ではなく、人間は絶対にミスしない存在では有りません。故障やミスが起きたとき、それを大惨事に繋げないためにも、これまで述べた考え方がもっと広まるべきだなあと考えます。
ついでに言うと、昨日のエントリーで「記者は着メロを使うな」と書きましたが「バイブにすれば問題ないじゃん」という考えもあるかと思います。しかし、それを承知のうえで「変え忘れることや、変えられない場合も有り得るから、使うべきではない」と考えます。これもfail safetyのひとつですね(笑)。

fail safetyやFault tolerantというのは、なにも原発や乗り物、工場などの一部の世界だけでなく、すべての世界で役立つ精神ではないかと思います。


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ひょうたん○―●ラッパ (正露丸裁判)

2006年08月20日 22時16分00秒 | 社会・経済
ラッパがひょうたんに負けた。ラッパのマークの正露丸を販売している大幸薬品が、ひょうたんマークの正露丸を作っている和泉薬品を訴えた正露丸訴訟で、大阪地裁は大幸薬品の訴えを退けた。

記事には「正露丸・SEIROGANの名前を使用している医薬品メーカーは2社以外に少なくとも10社以上あり・・・」とある。えっ、そんなに有るのか?と思って調べてみたところ、あるもんだねぇ……。
マークが違うだけで、箱のデザインや配色は、どれも似てるネ。
テレビでCMしてるのは大幸薬品だけだろうから、他社は無料で宣伝してもらってるようなもの。ラッパが怒るのも無理はない。

だったら商標登録しとけばいいのに……と思う人が多いでしょうが、大幸薬品はちゃんと商標登録している。しかし最高裁が「正露丸は一般薬剤名」と判断したため、他社がこの名の薬剤を販売するのは違法でなくなった。そのため「正露丸」は大幸薬品が商標登録しているが、他社も販売できるという珍しい状況が起きている。詳しい経過はこちらを。商標権では争えないから、大幸薬品は、意匠登録しているラッパのマークを理由に「似ている・似ていない」という裁判を何度もしているのだ。28日の『朝ズバッ!』で、偉大なるキャスターみのもんた氏が「こんな問題は、どっちが先か調べれば、すぐハッキリする」といつもの猪突猛進発言をしていたが、まず調べてからご発言なさいませwww

そもそも正露丸は、日露戦争の際にロシアを征服してやるぞっ!と勇ましく命名された薬(当時の名は「征露丸」)だから名称考案者は日本軍なんだけどね。でも森鴎外が関与していたってのは今回初めて知った。誰かトリビアに送れ(パクリじゃん)。それにしても奥深いネ~、正露丸。

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ハリー・ポッターと炎の累進課税

2006年08月20日 08時41分00秒 | 社会・経済
東京国税局がベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズの翻訳者として有名な松岡佑子さんに35億円の”申告漏れ”を指摘した。

記事をよく読めば解るが、別に松岡佑子さんが脱税していた訳ではなく、スイスで納税していた。しかしスイスは日本よりも税率が低く、35億円の差額が生じるため、このような指摘となった。おそらく松岡佑子さんがスイスに移住したのは節税のためだろう。

国税局は「松岡さんは実質的に日本で活動しているのだから、日本に税金を納めるべき」という主張だ。
税金とは「どこで儲けたか?」ではなく、居住する国(地方・都市)で社会保障や住民サービスを受ける対価である。海外への輸出で利益をあげている日本企業は、日本国に納税している。
この問題は今後「松岡さんが居住している国はどこか?」を巡る日本とスイスの協議になるだろう。推移を見守りたい。

さて、野党、特に共産党や社民党などは「弱い庶民は減税して、大企業や裕福な層からもっと税金を取るべき」と主張している。これに対して筆者は「そんな事をしたら、日本が滅びる」と再三、書いてきたが、その理由がここにある。
累進課税率を上げた結果、金持ちは全員、海外へ逃げ出してしまいました。日本には貧しい人間しか残らず、財政は更に悪化しましたとさ、チャンチャン♪……である。
もっとも共産党などは、累進課税強化と同時に「国民統制令」でも作って、自由な海外渡航や海外移住を禁止する気かもしれないけどネ。



【追記】
そういえば、昔、コーヒーサービス会社の社長さんが住民票を沖縄の離島へ移したおかげで、その村の住民税収入が何十倍にもなったという出来事が有ったネ。夕張市の破産に象徴されるように地方財政が逼迫している現在、「あの人はその町には住んでいない」などと、地方自治体同士の高額納税者の奪い合いが起きるかも。


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なぜビデオを使わない?

2006年08月19日 20時27分00秒 | スポーツ
横浜球場で行われた横浜―阪神戦で、微妙な判定があった。
5回裏二死二・三塁で、阪神・安藤投手の投じたボールはワンバウンド。その後、横浜・石井琢がハーフスイングで止めたバットに当たったかのように見えたが、審判の判定はボール(ワイルドピッチ)。これで2走者が生還して逆転となった。
抗議の間、何度もスローVTRが流されたが、明らかにバットに当たっている。ボールの軌跡が変わっている。誤審と言わざるを得ないが、これは主審の責任とは言えない。主審から、あの位置は矢野捕手の身体の陰になって見えない。あのプレーは二塁塁審が見ていなければならない。従って瞬時の主審の判断は仕方ないが、抗議を受けた時に二塁塁審がきちんと判断しなければならない。恐らくしっかりと見ていなかったのだろう。
こういうトラブルが起きる度に「ビデオで確認するべき」という意見が出てくる。なぜ、それをしないのか? 今日のプレーはビデオを見れば一目瞭然だ。
もちろんビデオは全プレーを撮っている訳ではない。役立たない事も多いだろう。
でも、それならば「ビデオでも確認できなかった」で良いのである。仮に10回に1回、役立てば、誤審を10%減らせる。
長年、ハーフスイングの判定は主審に任されていた。しかし塁審(右打者は一塁、左打者は三塁)が判定することになって、正確さが向上した。
微妙な判定にはビデオを導入したほうが良い。


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航空機テロで、もうひとつの心配

2006年08月19日 07時32分00秒 | 社会・経済
イギリスで航空機爆破テロ計画が摘発され20人を越す逮捕者が出た。これを受け、英・米はもちろん、日本の空港でも警戒レベルが引き上げられ、入念な手荷物検査などが実施されている。
液体、ジェルを手荷物として機内に持ち込むことはできません。お酒も、化粧品も、歯磨き粉もだめです――とのこと。
もちろんテロは心配だが、それとは別に、もうひとつ心配事がある。つい先日、こんな事件?が有った。「高級バッグを手放すのはイヤ!」航空便でトラブル。
香港発東京行・グッチのハンドバッグ・自己チューおばさんで3題噺を考えると時評親爺さんがご指摘の通り、日本人と思えてならない。
時はお盆休みの海外旅行シーズン真っ只中である。このような事態においても、テロ警戒などお構い無しに身勝手気儘に振る舞い、平和ボケ日本人を全世界に曝け出す大馬鹿者が現れはしまいか……むしろ、そちらの方が大いに気懸かりだ。


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ミイラとmixiで患者を中傷――岩手大生

2006年08月19日 07時25分46秒 | ネット・IT
岩手の大学生が、皮膚病患者を「ミイラ」と中傷・SNSに書き込む。(サンケイ・ウェブ)
イザ!
livedoor news

また、こんなことをしでかした馬鹿者が出たか――という感じ。類似のネット・トラブルとして、昨年8月にコミック・マーケットでアルバイトしていた女性が会場の写真をブログで公開し「オタクきもい」と書き込み、雇用先の企業が謝罪した一件や、12月に宮崎大学医学部生が解剖した兎の死体をブログに掲載して停学処分になった一件を思い出す。
その度に書いて来たことだが、どうして彼らはインターネットが不特定多数から閲覧されるメディアである自覚が無いのか不思議でならない。今回はSNSであるが、それとて誰にも見られないメディアとは言えない。

そもそもホームページやブログを作るからには、多少なりともインターネットを経験している筈で、ウェブにアップした物は他人に見られることを知っているはずだ。

大学生にもなって、どうして社会から非難されるような問題を起こすのか不思議だが、さらに恐れることがある。それは、彼らが、このような言動を「何も悪いことはしていない」と判断しているのではないか?と思える点だ。もしそうだとしたら、ネット問題以上の根本的な問題を孕んでいるように思えてくる。
これはあくまでも筆者の個人的な価値基準であるが、たとえば「オタクはキモイ」などというのは不特定多数が閲覧するネットに書くのは無神経だが、友人同士でマクドナルドあたりで雑談中に出る会話としては許容できる。しかし、今回の患者差別のような発言は、たとえ私的な仲間内の会話であっても品性を疑う内容で、書き込んだ本人だけでなく、周囲の人間たちにも大いに疑問を感じざるを得ない。


ネット上で発言するのはテレビで発言するのと同じくらい責任が問われるという心構えを持っておくべきだろう。

突然右旋回したみのもんた?

2006年08月18日 05時51分00秒 | マスコミ
吉進丸銃撃事件について、今朝の『朝ズバッ!』で偉大なるニュースキャスター・みのもんた氏が、仰天発言。
「なんのための自衛隊だ。国民を守れなくてどうする?」
えっ? 自衛隊が行って、どうしろと言うんですか?
ロシア船が銃撃してきたら、応戦すれば良いんですか?
下手すりゃ戦争になっちゃいますよ???

どうせ、いつもの思い付き発言だとは思いますが、本気で言ってるとしたら御尊敬申し上げます。
筆者もかなりの保守派だとは思いますが、とてもそこまでの発言はできません。
もしも本当に考えて発言なさっているのなら、もうニッコクとか談合とか一切責めませんから(笑)。

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パイロット派遣会社だと?

2006年08月18日 00時10分00秒 | 社会・経済
パイロット派遣会社とやらが作られるそうだ。
航空会社にすれば、自社で育成するよりも、育成された人材を雇用したほうがコストが掛からないし、人事もフレキシブルに対応できて合理的だろう。

しかし仮に事故が起きて、機長責任だった場合、責任の所在がどこへ行くのか? など疑問点が多い。
なんだかよく解らない偽装請負が、社会問題となっているのは周知の通りである。
そして、この問題にはトヨタ・松下電器・キャノンなど、日本を代表するトップ企業まで絡んでいる。

こうした背景にはバブル崩壊後のリストラ→派遣・請負労働者へのシフトがあり、確かにこうした”企業努力”が日本経済を立ち直らせた要因のひとつと評価もできるが、かといって、なんでもかんでも経済性・効率性第一で運営すればいいってもんじゃない。


※「なんだかよく解らない」補足(解らずに書いてるのか!と叱られそうなので補足しときますww「なんだかよく解らない」は揶揄でありますwww)
派遣――メーカーA社が、派遣会社B社から派遣された労働者に業務を行わせる。労務責任はA社。
請負――メーカーA社が、下請けB社に業務を発注する。労務責任はB社。
偽装請負――実質的には派遣形式で業務を行っているにも関わらず、契約形態を請負とする。労務責任が曖昧。

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秋篠宮妃紀子さま・都内の病院に入院

2006年08月17日 03時35分00秒 | 政治
秋篠宮妃紀子さま・都内の病院に入院。

ご無事に元気なお子様をご出産なさることが一番ですが、やはり気になるのは性別ですよね。両陛下はもちろん、政権中枢は既に知ってるんだろうなあ。
このところの小泉さんや安倍さんの余裕綽綽の動きを見ていると、「ひとまず皇室典範問題に手を付ける必要は無くなった」みたいに見える訳で、男の子なのかな?と感じる訳ですが、下衆の勘繰りってやつでしょうかね?

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酷いね、PC羅生門

2006年08月17日 00時12分00秒 | 音楽・芸能
サッカーを見てたら格下イエメン相手に拙攻の連続。うとうと居眠りしてしまう。
起きたら試合が終わってて『PC羅生門』という刑事ドラマをやっていた(爆)。

日雇労働者みたいな女性が殺されて、彼女が可愛がっていた半野良犬みたいなのが鍵を握ってた話なんだけど、ラストシーンが大いに疑問だった。
事件が解決して、この犬をこれからどうする? 誰が飼う(飼い主は殺されてしまったから)……なんて刑事たちが話してると、犬が街中へ走り去ろうとする。追おうとする刑事を館ひろしが制止する。
「自由に生きさせてやれ」

あ、あほか!!!
平成15年の一年間で、殺処分となった犬は16万0,209 匹、猫は27万5,628 匹、合計では43万9,837 匹になる。これは、みんな無責任な飼い主が飼育を放棄した結果である。
「動物は責任をもって飼え」と、何度も言ってきた。しかし、やむを得ず、どうしても飼い続けることができなくなったら、捨てずに責任を持って処分しなさい。それが最低限の責任です。
捨てられた犬・猫は、自由に楽しく生きられりゃしないよ。保健所に捕獲されて安楽死させられるのは、まだマシな方であろう。おかしな人間に捕まって、手足を切り落とされて惨殺されたり、川や海に放り込まれたり、そんな悲惨な最期を遂げる元ペットだっている。
処分せずに捨てるのは、可愛がってるからじゃなく、自分が殺す最終決断をすることから逃避しているに過ぎない。心無い人間に惨殺されたり、病に患って衰弱しながら生命尽きたり、恐怖に怯えながら保健所員に捕獲されたり、交通事故に遭ったり、敵に襲われたり、そんな可能性に頬かむりして「きっと今でも元気に生きているに違いない」などと信じ込むのは身勝手な責任回避でしかない。どうしても飼い続けることができず飼育責任を放棄するならば、せめて「この子の生命を絶つのは自分だ」という十字架くらいは背負うべきだ。
何度も言ってるが、軽い気持ちで動物を飼うな。一度、飼ったら最後まで面倒を見ろ。――そして、どうしても飼えない時は、責任を持って自分で処分しろ。


【追記】(2006.8.23)
坂東眞砂子とかいう直木賞作家が、日経新聞のコラムで、仔猫を崖から投げ落として惨殺したと書き、物議を呼んでいる。新エントリーを立てるのも腹立たしいので、追記にする。
筆者も同類と思われると困るので、基本姿勢を改めて述べておく。

1.軽々しい気持ち、一時的な誘惑で、生き物を飼うべからず。
2.一度飼ったら、死ぬまで面倒を見るのが責任。
3.他人に迷惑を掛けるべからず。

である。ムツゴロウさんのように動物王国を築くつもりなら別だが、1匹・2匹しか飼えないのなら、♂の去勢・♀の不妊処置は、当然の義務である。
「猫がそれを望んでない」???
SEXを「望む」生物なんて、人間くらいなんだよ、色呆けおばさん。動物の交尾は、種の保存のための生殖行為で、気持ちいいからやってる訳じゃありません(笑)。
繁殖した子たちを殺すしかないなら、繁殖を抑えるのが当たり前でしょ?
筆者も「最悪は処分するしかない」と言っているが、これは選択肢が他に何もなくなった場合の最終手段である。最初から殺害目的で交尾を容認するのとは根本的に異なる。さらに言えば処分とは、できるだけ苦痛を与えないで死に至らしめること。崖から突き落として殺すなど話にならない。
ともかく、この坂東眞砂子とかいう人は根本的な部分を理解していない。岩手大生が皮膚病患者をミイラと中傷したという記事で、大学生にもなってこんなことも解らないのかと書いたが、直木賞作家にもなってこんな事も解らない人間もいるんだなぁ。
ともかく、今後はフィクションだけを書いていればいい。小説の中なら、動物を殺すのも人間を殺すのも自由だからね。間違ってもエッセイなどには手を出さないこと。平気で載せる日経も日経だが。品性を疑う。


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アポロ映像、行方不明に

2006年08月16日 12時53分00秒 | トピックス
アポロ11号の月着陸映像の原本が、どこかへ行ってしまったようだ。
アポロ月着陸には、「ヤラセ」説の番組が放送されたりして、物議を醸している。おそらくヤラセ支持派は、これを「意図的な証拠隠滅」と捉えるのであろう。

この問題は、科学的な検証と、政治的な検証を分けて考えるべきだろう。
まず科学的な検証だが、当時アメリカとソ連は激しい宇宙開発競争を繰り広げていた。ソ連も高度な宇宙観測技術を有していた訳で、アポロが完全なヤラセであったなら、ソ連が指摘して当然である。それが無いのは、少なくともアポロ宇宙船が打ち上げられて月まで到達したのは間違いないと見て良いだろう(※細かい問題は後述)。また大阪万博で展示されて話題となった「月の石」などの採集物もある。これらも捏造された物とは考えにくい。地球上で採集された岩石ならば、これまで指摘や疑問が出ないのがおかしい。月で採集された鉱物と見て良いだろうと思う。

次に政治的な検証をしてみる。有人宇宙飛行でソ連に遅れを取った米国は、ケネディ大統領が「1960年代中に、月へ人間を送る」と宣言してアポロ計画が始まった。アポロ11号の月面着陸は1969年7月20日。1960年代というタイム・リミットぎりぎりであった。アポロ11号の月面着陸は、米国の威信を保つギリギリの期限で達成された。
では、米国は何故、威信を保つ必要があったか?
それはベトナム戦争であろう。長期化・泥沼化するベトナム戦争によって、米国内では厭戦観が広まっていった。なかなか勝利を収められない米国軍に不満も鬱積していった。そんな国民を高揚させ、政権が人心を掌握するためには、なんとしてもアポロ月着陸を成功させる必要があった。

以上の科学的・政治的検証を踏まえると、ある仮説が成り立つ。ただし、あくまでも仮説である。
アメリカはアポロ宇宙船を打ち上げた。アポロ宇宙船は、月を周回する技術までは有していた。しかし人間を月面に立たせるまでの技術は間に合わなかった。そこで無人の月着陸船を月面に着陸させて月の鉱物を採集し、アポロ宇宙船はそれを持ち帰った。月面での活動のみが「ヤラセ」であった。ソ連の宇宙観測技術は月着陸船の月面着陸までは観測できるだろうが、月面を人間が歩いている姿までは観測不能だろう。
ただし、これは空想の域を出ない仮説であり、実際に人類が月に到達した可能性を否定する根拠はない。その後もアポロは何度か月に着陸しており、これらが全てヤラセとは考えにくい。ヤラセがあったとすれば、ケネディ宣言のタイム・リミットぎりぎりの11号だけだろう。

ところで筆者は、アポロ11号の月面着陸については、もうどっちでも良いと考えている。アポロによってもたらされた月の標本資料は宇宙科学の研究に大いに役立ったのであるし、アポロで磨かれた宇宙飛行技術は、その後の宇宙開発に大きく寄与している。人類を初めて月面に立たせたのがアポロ11号かどうかは、科学的には大きな問題とは言えない。いっぽう政治的な立場で言えば、確かに月に米国人が降り立ったという発表は、当時のアメリカ国内を歓喜させ、威信保持・国威高揚には役立った。しかし、その最大の狙いだったベトナム戦争はアメリカにとって不本意な形で終結した。当時はともあれ、現在においては政治的な意味合いも消失した。
残ったのは「本当にアポロ11号は月に人類を送り込んだのか?」という推理小説だけである。これはもはや「UFOは宇宙人の乗り物か?」と同じように、エンターティンメントでしかない。人々は、この推理小説を大いに娯楽として楽しめば、それでいい。これまで述べたように、この歴史的偉業は、もう科学的・政治的には大きな影響を与えない問題であるのだから……。

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加藤紘一氏の実家が全焼

2006年08月16日 01時13分00秒 | 政治
加藤紘一氏の実家が全焼 男が放火、割腹自殺図る (asahi.com )

昨日(15日)は、朝の情報番組から夕方のニュースまで出ずっぱりだった加藤紘一氏。その言動に腹を立てたのが動機じゃないかな? と推測する訳です。
もちろん右翼と断定するのは早計です。今は、ナンチャッテ右翼もイッパイいますからね。
いずれにせよ、このニュースを聞いた時にダブって連想されたのは、日の丸や小泉総理の写真に火をつける中国や韓国の暴徒の姿です。恐らく犯人が最も嫌うであろう人たちだと思うのですが、行動原理は同じ人種にしか見えません。

数日前、亀田興毅がらみで上村愛子選手のブログが炎上しました。コメントの中には、理論的な批判も多数みられましたが、単なる誹謗・中傷としか見られない感情的な書き込みも非常に多く残されていました。そんな暴言類と「似ている」と感じたのは、記者会見やマスコミに登場する亀田ファミリーの傍若無人な態度でした。恐らく彼らが一番嫌っている亀田ファミリーと同じにしか見えない行動を、上村愛子ブログで自分たちがしている事を気付いてない。ハッキリ言って、痛いです。

どんな崇高な理念や主張も、表現方法を誤れば決して伝わりません。むしろ反発しか生まれません。加藤紘一氏の言動は賛成しかねますが、同氏宅を放火した人物には反発します。

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靖国参拝お勧めガイド

2006年08月15日 01時37分00秒 | 政治
今日は終戦記念日。
小泉総理は靖国へ行くか?

それにしても最後まで強運の総理と感じる。
もしも東京大停電が1日遅れて今日だったら、とても靖国なんかへ行く余裕は無かっただろう(それが良いか悪いかは解らぬが)。
なだしお事故で、ゴルフに興じてて叱られた総理もおった。

小泉さんを見に靖国神社へ行こうか?と思ったが、混みそうなんで辞めにする。それに今の時期は行っても、あまり面白くはない。

靖国神社の周辺には私立の女子高がたくさんあって、朝と夕方は、鳥居の前にボケーーーッと座ってるだけでも、おじさんには良い目の保養になる。東京メトロの出口から女子高生がレミングの大移動のように群れを成して出て来る光景は、現代の日本に生まれて来て良かったと心の底から感激する。こんな平和な国を築いてくれた英霊の御霊に自然と合掌したい気持ちになる。
――靖国参拝は、学期中の朝7時50分頃に行くに限る。


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花火はどこでも買えるわけだが

2006年08月14日 20時20分00秒 | 生活・娯楽
花火が五月蝿いと散弾銃を撃った男がいたらしい。

この時期、コンビニへ行くと、様々な種類の花火が売られている。その度に不思議に思うのだが、買うのは良いが、どこで遊べば良いのかと悩んでしまう。
筆者の住まいは閑静な高級住宅地である。線香花火ならともかく、打ち上げ花火や噴出し系(ドラゴンなど)でもしよう物なら、たちまち隣近所から苦情が来るだろう。
近くの公園は「花火禁止」と、でかでかと書かれている。
学校の校庭もだめらしい(というか夜は不法侵入になる)。
テレビでは「河原で花火をする非常識な若者」なんてレポートしている。海や山もいけないらしい。公共の場所で花火をするのは公衆道徳に欠けてると言っていた。
いったい花火って、どこでやれば良いのか?
まずは隣近所から離れた、広大な庭を持つ家を建てて、それから遊べば良いのか?
散弾銃と同じに思えてくる。買って所持しても良いが、むやみに使用してはいけません。いっそ「花火遊戯許可証」でも作って、何月何日にこの場所で遊戯しますという許可を取った者だけに販売してはどうか(笑)。
コンビニに並ぶ様々な花火を見ながら、ついそんな事を考えてしまう……。


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イザ!釣り堀が大漁らしい

2006年08月14日 05時13分00秒 | マスコミ
「いい大人が半ズボンとは」への反響が凄い。「イザ!」だけでもTBが62件も付いている。(8/14AM.4:30現在)
ほかのサイトでも見かけたから、かなりの数のブロガーが、このコラムに対してブログを書いてるのだろう(……という筆者もその一人か)。
吉川潮氏は、さぞかし
      | Hit!
      |
   ぱくっ|
     /V\
    /◎;;;,;,,,,ヽ
 _ ム::::(,,゜Д゜)::|
ヽツ.(ノ:::::::::.:::::.:..|)
  ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
   ` ー U'"U'
……という感じか(笑)?

吉川潮氏のプロフィールを見ると、
1948年、茨城生まれ。立教大学経済学部卒業。ルポライターのほか、放送作家として「青島幸男のお昼のワイドショー」などの構成を担当する一方、‘79年から演芸評論家として演芸評、コラムを書きはじめる。‘80年小説家としてデビュー。吉川潮とは - はてな
となっている。コラムでの肩書きが作家だが、更に細かく分類すると、演芸作家・放送作家と言って良いだろう。高田文夫氏やダンカン氏のような「作家」と思えば良い。

大人で半ズボンが似合うのは、山下清画伯とアイスキャンデー売りのおじさんと海の家の従業員くらいのものって……。
ちょwwwwwwおまwwwwww
この例えは全部コントだろwwwwww
偏見を承知で言うがは、ダチョウ・上島の「押すなよ(真意は押せ)」だろう(笑)。10人が10人「偏見だ!!」と突っ込みたくなることが書いてある。
ほかにも極楽・山本を持ち出したり、撒き餌イパーーーイ。
まともな人間がマジメに書けば突っ込み所はせいぜい全体の2~3割、いかれた人間がマジメに書いても5~6割程度でしょう。最初から最後まで全部に突っ込めるなんて、確信犯としか考えられません。
これがもしも2ちゃんねるに匿名で書かれてたら、すぐに「釣られないぞ」ってAA貼られるんだろうけど。
まさかサンケイ新聞で釣りとは(笑)。サンケイもイザ!を広めたくて必死らしい(爆)。

1948年生まれってことは、58歳くらいか。58歳の「釣り師」ってカコいいネ
筆者もこうなりたいものだ(笑)。


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