360°BOOKというしかけ絵本(?)をご存知ですか?
大野 友資さんという、ドイツ生まれの一級建築士さんがデザインしたものです。
「富士山」と「白雪姫」がありますが、我が家用には富士山を購入。
本を開くと、
こんなふうになります。
この紙のカットの方法が、量産品は最近流行りのレーザーカットではなく、
金型を起こして抜いてあるということが、びっくりです!
(1点物の時はレーザーカッターを使用していたようです)
こんなに細くて繊細なラインが出せるなんて!美しい!
飾っておきたくなります
白雪姫と富士山を1冊づつ、長女のホームステイ先のプレゼントにしました(2軒にお世話になるので)。
小学生の子供さんがいるおうちに白雪姫をプレゼント
すごく喜んでくれたそうです。私も見たかったなぁ。
<追記>
興味が有る方が多そうだったので、もう少し詳しく書きます(NHK 「サキどり↑」より要約)。
大野さんの作品を絵本として量産するに当たり、コストを削減するために、
レーザーカッターではなく、金型を使用して抜く方法を使いたかったのですが、
あまりにも精緻すぎて、なかなか再現できなかったそうです。
絵本独特の分厚い紙を抜くのは、薄い刃では紙の強度に耐えられず、折れるからです。
電子部品の基盤を打ち抜くための金型を作る京都の町工場が、試行錯誤の後に成功し、
製造コストもレーザーカッター使用時の半分まで抑えることができて、
量産が可能になったそうです
もうひとつ、ページをつなぐ糸は、京都の西陣の絹糸が使われています。
開いた時は幅が均等に開くように。閉じた時は糸が見えないように。
地域の女性たちが、手作業で縫っていました~!
素晴らしい