今日は、広島県立美術館で開催中の 「栄久庵憲司の世界展」に行ってきました。
栄久庵憲司さんは、日本にインダストリアルデザイン(工業デザイン)という分野を切り開いた方です。
キッコーマンの醤油瓶から、ヤマハのバイク、バス停やオリンピックのマーク、
スピーカーや交通システムやまちづくりの提案など、沢山のものを生み出しているGKデザイングループの中で
現在は GKデザイン機構会長をされています。
今日は、現在GKデザイン機構代表取締役 山田晃三氏と、マツダ株式会社デザイン本部長 前田育男氏のトークサロンがあるというので
楽しみに行ってきました~
山田氏は今は東京にお住まいですが、以前は GKデザイン総研広島の社長をされていたので、
奥様とはお友達で、今日は館内を説明してもらいながら観ることができました
今回はほとんどが写真撮影OK!
あれも!?これも!?絵になるね
これは地球の様子をリアルタイムで見ることのできる地球儀。
地震や天気の様子まで分かるなんて面白いです!
実用的なものから、夢のあるコンセプトの提案まで、多種多彩です。
お寺の跡取りさんだった栄久庵さんらしく、精神世界の色も出ていました。
美しいです。
今回のマツダの前田氏とのトークサロンにあたり、
1階には、モーターショーに出展された、マツダのコンセプトモデル「しなり」がありました。
こちらはロードスターのクレイモデル。 実物大です。
とても綺麗
あくまでもクレイ(粘土)なので、運搬時に手の跡が付いたりしないよう、大変だったそうです。
こちらはロードスターの デザインファイナルモデル。やはりソウルレッドです
トークサロンでは、200人収容のホールがすぐにいっぱいになり、整理券が無くて入れなかった人は、
会場の外のモニターを見ておられたようです。
なんと、マツダの前田氏と、GKデザイン機構の山田氏は、元々縁のある方達らしく、
聞けば前田氏のお父様と、栄久庵氏の代からのつながりがあるそうで、聞けば聞くほど不思議な感じでした。
話は、デザインの力や、美しさとは!?などなど。
これからのデザインの在り方なども聞くことができて、楽しかったですよ!
最後にあった会場からの質問タイムに、デザインや建築を勉強している若者からの質問や宣言(?)もあり、
すごく頼もしく感じました。
身近に有るのに、よく知らなかったインダストリアルデザインの世界は、
奥が深くて、素敵な分野でした。
美しいものに囲まれて暮らしたいですよね。
それには、美しいものを作ってもらうのはもちろんですが、使う私たちも、美しいものを選ばなくてはね