身近な植物図鑑(夏編) アジサイ(紫陽花)
アジサイって、不思議な植物ですよね
「花の色がどんどん変わるんですよね」
「青いアジサイだから、お店で買ったのに、いつの間にか紫色になってしまったの」
「あら、家なんて、青い花がピンクになっちゃったの」
「アジサイは、薄い緑から水色に、次第に青から紫色に変わるでしょ・・・それが好きなの。一本でいろいろな色が楽しめるから」
「だから移り気な女心のようだというんでしょ、イヤだわ」
「貰った枝を挿し木にしたら、頂いた家の色とは、違う色になったの・・残念だわ」
「アジサイの花ビラって、これじゃないというんでしょ」
・・・・等々、アジサイを挟んでの会話は、たのしいですね。
あじさいは、不思議がたくさん、いろいろ調べてみますね
まず、ウィキペディアから
低木で、5月から7月頃、青、紫、ピンクなどの花(装飾花)を密につけ、手毬状をなす。初夏あるいは梅雨時期の風物詩として広く親しまれ、鑑賞用に庭園や公園に植栽されてきた。また、咲き始めの頃は白っぽく、次第に色が変ってくることから「七変化」とも呼ばれる。園芸種も多い。
いわゆる最も一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイで、日本原産のガクアジサイ を改良した品種である
一般に花と言われている部分は装飾花で、おしべとめしべが退化しており(中性花)、花びらに見えるものは萼(がく)である。
ガクアジサイでは密集した両性花の周囲にいくつかの装飾花がみられるが、セイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっている。また、装飾花の欠如した変異もある
花(正確には萼)の色は、アントシアニンのほか、その発色に影響する補助色素(助色素)や、土壌の pH (酸性度)、アルミニウムイオン量、さらには開花からの日数によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる
一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われているが、土壌の pH (酸性度)は花色を決定する要因の一つに過ぎない。
花弁(正確には装飾花)に含まれる補助色素によっては青になり得ない、またはなり難いものがあるほか
pH は地中のアルミニウムがイオン化する量を左右する要因に過ぎないため、仮に酸性土壌であっても地中のアルミニウムの量が少なければ花が青色になることはない。また、初めは青かった花も、咲き終わりに近づくにつれて赤みがかかっていく。
毒性
アジサイは毒性があり、ウシ、ヤギ、人などが摂食すると中毒を起こす。症状は過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て死亡する場合もある。日本では、飲食店などが毒性を持つアジサイの性質を知らずに料理に使用してしまい、経口摂取した客が中毒する事故が発生している。
・・・・・と、書いてありました。
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なるほど、アジサイの花(装飾花・・ガクの色)の、色変わりのメカニックは、土壌のアルカリ・酸性の度合いだけで決まるのではないの
地中のアルミニウムの量が関係するのです!!
研究が進んでいろいろなことがわかってきたのです・・すばらしいですことです
ここで、貧弱ですが我が家の・・・ガクアジサイの写真を公開します。
ちいさな鉢に植えてしまったので、成長がよくないようです。
見にくいですが中心の装飾花でない部分の、彩りがきれい・・前に一度花が咲き終わって二度目の花なので撮影の時期が遅くなってしまったのですが充分満足できる美しさです
これとは別の地植えの大きな株の普通のマリ状に咲くアジサイがあったの・・・まだ、真っ青なアジサイが珍しかった頃、お隣さんが鉢植えのアジサイを買ってきて、庭におろしたものを挿し芽で貰ったアジサイでしたが・・・・・なぜか・・・家では、ピンクに変化してしまいました。
ずっと大事に育てて毎年花を咲かせてきたのに、最近花の付きが悪くなってしまって、今年は、ピンクのあじさいの写真はありません。残念・・・ちょっと、紫がかったピンクなの・・・来年には、載せたいな
撮影は、7月21日でした。
そうそう、最後にあじさいは、毒性があります。と
どうりで髪に差したり、料理の飾りに使わないはず!
水揚げが悪いので、花瓶に飾ることがないけれど、気をつけなくちゃ・・・・・知らなかったです
だから、自分で調べた「身近な植物図鑑」は、必要なのです