山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

小さなお寺

2013-10-19 22:21:00 | 万歳峠
身延の小さなお寺さまで、たくさんの方に歌語り「万歳峠」を聞いていただきました。
統一信行という、年に一度の法要の席での講演です。
このような場にお声かけいただき、ありがとうございました。
恐縮しながらも、いつもと変わらぬよう、聞いていただきました。


       

午前中の法要、午後の和讃奉納や唱題行が終わり、講演の時間です。
本堂には満員。
ご本尊様に見守っていただけるようにご挨拶をします。

身延山の麓、身延に生まれ育った私にとって、日蓮宗は宗教や信仰というより、生活の中にあるもので、ご先祖さまや、のの様を大切に思う心の象徴です。
お坊さまは、身近な存在なのです。
お寺のご本堂は「その場所のちから」を信じさせてくれる空間です。

宗派を問わず、祈りの場で歌語りをさせていただくことは、とても名誉なことで、私が来た道、これから歩く道を守っていただけるような気さえするのです。



       

今日は中富地域のお寺のご住職さまもお集りです。
どうか、伝わりますように。

       

この時間に何があるのか、はじめはわからない方もいたでしょうが・・・ものすごい集中する力で、私の意識を引っ張って下さいました。
当時を思い出される方や想像しながら涙される方・・・。

無事終わり、お声をかけていただいた言葉に安心をしました。



       

「平和がいい、戦争は反対だと多くの人はいうけれど、それはあたりまえだ。
みんな言うだけだ。だから、山本さんの伝えたいことは本当に大切なことだからがんばって下さい。」
当時を生き抜いてきたおじいちゃんでした。

私が伝えたいことが戦争の歴史や責任の追求ではないことを、深く理解して下さいました。

あぁ、続けてきてよかった。

全国にたくさんあるお寺。
人が集う場所。
心のよりどころ。

そして・・・ここも「万歳峠」だということ。
お世話になった沼田上人、会場となりました慈照寺さまの望月上人、ありがとうございました。


「万歳峠」を持って、全国の小さなお寺を巡ってみたいものです。




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