広島にオバマ大統領

昨年のNYでのこと。
NPTのパレードの時、沿道に拙い日本語で「私たちをお許しください」という文字があった。

私はとても複雑な気持ちになった。
一緒に行動している被爆者の方は「謝罪を求めに来たのではない」とキッパリ言っていた。

ここで行動を起こしている被爆者の方は、未来への展望を目指している。
世界の多くの人が、日本へ、広島へ、長崎を訪れて、その痕跡から未来を見つめて欲しいと願っている。

私も共感する。
だから、原爆ドームをデザインしたバッジを配り、日本に来て欲しいことを訴えた。
スイスの軍縮大使の手にも渡せた。




　

　

アメリカの大統領が「広島」を訪ね、献花をしスピーチをした。
世界が核兵器について考えるチャンスになると思った。

同じ平和を願うはずの日本の団体が、来日に対し反対デモを起こした・・・というニュースがあった。
日本にも矛盾がたくさんあって、時々わからなかくなる。

平和を願うからこそ・・・
平和であるために・・・・

ここまでは一緒なのに、賛成、反対・・・となる。

オバマさんはアメリカ大統領であり、現、核保有国のトップでもあるのだから、あの場所に立つまでの経緯は報道された以上に複雑だろうにね。
立場と自分を確立された献花とスピーチに、その背景を察することはじゅうぶんできる。

難しい言葉を知っていたり、歴史に長けていたり、知識がある人でも・・・

花を手向けるオバマさんに語る文句はないはず。

かっこいいな、オバマさん。

新しい風が吹きますように。