山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

考えた

2007-11-25 21:27:30 | ここで愛ましょう

音楽療法学会の地方大会に参加しました。
このテーマでブログ書いたら、時間がいくらあっても足りません。
音楽教室アトリエについて書かないのと同じだよ。
音楽療法学会に入ったのは何年か前に「生きる力」についてのテーマの講演会でパネリストをした時にホスピスでターミナルケアの現場にいるお医者さまと一緒だった事がきっかけ。
あたしのここでの研究テーマ「音のちから」。
声もふくめてね。
音楽療法を学ぶという事は人間学そのものだと思う。
医療、音楽、福祉、教育、表現者・・・それぞれの現場からの発言はとても興味深い。
しかし、音楽を学問にしたくない本音か・・・いまいちなじめない。
でも、やりたいことがここにあるのは感じる。
あたしの音楽観念が音楽療法にとても近いのは間違いないのね。
芸術療法・・・表現者・・・言葉の使い方が難しいからやめよう。

あたしは・・・毎日、実践現場にいるのです。




音が見えて
目に聞こえる
こころが動く・・・。
そんなライブをしたいと言ってしまおう!

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限りある人生

2007-11-24 22:22:42 | ここで愛ましょう

悲しい知らせがあった。
私の夢をいつも応援して下さった、朗読の河野司先生が遠い所へ旅立ってしまった。
66歳という若さ。
今回のMJのCDには先生の朗読と子どもたちの合唱でつづった「ちいちゃんのかげおくり」を納めた。
教科書でもおなじみのあまんきみこさんの作品。
東京空襲のお話しだよ。
このCD発表の翌日、旅立たれた。

私が知ったのは36回目の「歌語り」が終わった翌日。
葬儀は終わっていた。
そして今日、先生と奥さまに会いに行ってきました。
これも先生の計らいか・・・知ったら、歌語りは泣いてしまって出来なかったかもしれないと奥さま。
奥様はとてもあたしに会いたかったと言ってくれ、100日間は泣いてもいいんだと二人でいろいろな想い出ばなしで泣き笑い。
先生とはいろいろな夢を実現させてきた。
出会いは11年前の「夕鶴」。
「おにたのぼうし」「ちいちゃんのかげおくり」「歌語り」
そして・・・「セロ弾きのゴーシュ」。
最後にご一緒したのは6月のゴーシュ。その後入院され、ご病状から面会謝絶でご家族以外誰にも会うことはなかった。最後まで誰にも・・・。
わたしは奥さまとお手紙でやりとり。
遺影は先生のごきげんスマイル、声が聞こえてきそうだった。

先生は、いつもあたしの夢を信じ応援して下さった。
名前のある人を支持するのは誰でも出来るよね、でもあたしだよ。朗読の河野と言えば、知る人ゾ知る。
でもどうしても河野先生とゴーシュがやりたかった。
いろいろあったけれど「音あそび」の可能性を最後まで信じてくれた先生。

いつか、朗読と音で笑えるライブをやりたいねと提案したらいつものスマイルで「いいねぇ~」と言って下さった。
先生は「笑点」が大好きだったと・・。
いつかのゴーシュの後に「急いで帰れば笑点が見れる」と車でお送りした事があったけれど、あれはマジだったんだ。。

先生からのメールは甲州弁。
ごっちょだけんど、ほうしてくれるけぇ。
お返事するとき・・・甲州弁変換機能がほしいと思ったよ。




会葬礼状には

『二度と戦争の悲劇を繰り返さないよう語り続けた一生でした・・・略 また朗読を通して社会の滑稽さや人間の愚かさ、その先にほの光る「救い」を伝えていきたったように思えてなりません』

あたしも力及ばすではあるけれど、きっとそのように生きていくような気がしています。
自分の感性でものを見て表現し、自分を生きる事の大切さを教えて下さった。
人の肉体には限りがあって、突然その時はくるかもしれない事も。
あたしがやりたかったゴーシュは封印。
今、あたしの中に新しくうまれた音、先生に報告したかったな。
信じてもらえるってすごい自信につながるよね。
聴いていてね、遠い空で。
先生、ありがとう。
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みんなの涙

2007-11-22 12:36:52 | うた♪と音のライブ
36回目の歌語りライブでした。
悲しかったり、悔しかったり、切なかったり、やさしかったり会場のみんなで涙をながしました。
今夜は「おばあちゃんの手紙」ともう一つのテーマ「母の手」です。
初心にかえり、自分でPAやりながらバタバタしながら、ハウリングにストレス感じながら歌いました。映像はリンです。
機材も木犀会のみなさんみんなで運び、セッティングも手伝ってくださいました。
はじめから、暖かなライブになりそうでした。
記録の写真は撮る余裕がありませんでした。
音は悲惨でしたが、いいライブでした。
今夜呼んで下さったのは2月のライブで一度聴いてくださった木犀会代表のNさん。そしてNさんがくださった葉書。

「私は戦争を知りません。今、母は認知症で何もわかりませんが元気な頃は手を握るこことなどありませんでしたが病室に行くたび、この手で大切に育ててくれたのだと思い、手のぬくもりをしっかり感じている昨今です。ライブのおかげと・・・」
Nさんのお母様の手。

わたしの母も病んでいます。
今夜もライブスタートの10分前に看護士さんから電話がきました。こういう電話は時も場所も選びません。最近は多いです。でも親を気遣う歳になったのだと受けとめています。
だからといって優しくするわけじゃありません。
昔から母と向き合うことが出来ないわたしです。
それを責める自分がいます。
わたしの母の手。

会場にはまだ戦争が終わっていないFさんがいました。
幼い頃お父様を戦地に送り出し、お母様と兄弟4人で生きてこられました。一番下の弟さんの写真を送ったのだけれど届いたのか・・・と。
ご苦労されたお母様の手と「おばぁちゃんの手紙」が重なったそうです。

「おばぁちゃんの手紙」のときこばあちゃんのクワをもった形に曲がった手。


        

                       Photo M Matsumura

いつもよりたくさん時間をいただいたので83歳になるIさんの体験談もうかがいました。痛みというより警告。
しっかり心にとめました。
そして「母の手」へ。

今夜はいろいろ考えてわたしの想いをそれぞれの写真の横で歌いました。
「こぶし」・・・♪念ずれば花ひらく
「樹」・・・♪君へ
「主の木」・・・♪樹より
最後は♪人間なんだから。。

松村誠さんの写真には「生きるエネルギーを引き出すパワー」がある。
写真とのコラボライブでこころと向き合う「語り唄」ライブを地味にやっていくと決めました。
心よく力を貸してくれる彼に感謝。
お腹から力が湧く感じ。

みんなの涙いっぱいのライブでした。
メソメソしたんじゃないよ、これは今、生きている事への感謝の涙。
みんなで「母」の手を思ったんだ。
そして歌語りが反戦を叫ぶのではなくて、永遠のラブストーリーだって分かってもらえてうれしかった。


終わって車に乗ろうとしたら「今度はいつですか?どうしたら情報がわかりますか?」と待っていてくれた人がいた。
これも素直にうれしかった。
またまた感謝の涙が・・・。
がんばってブログも続けようと思った。
課題はPAだね。

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36/100ライブ

2007-11-21 22:58:41 | ここで愛ましょう

36回目の歌語り「おばぁちゃんの手紙」です。
初心にかえり、準備をしています。
明日はPAを自分でやります。
チラシもつくりました。
入り口に貼るポスターも切り貼りして、あと少しで完成。
照明も考えました。



いつもよりたくさん時間をいただいたので、企画して下さったNさんへ用意した曲があります。
ひとりライブだけれどそれは、明日のあたしの強い「力」となってくれそうです。
ずっと考えていた事を試みてみます。
あたしとあなたの「奇跡」を信じます。


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招待状

2007-11-20 19:30:10 | ここで愛ましょう

御坂東小学校のあの!4年生から、二分の一成人式の招待状をいただきました。

♪・・・・・・・・・・・・・・
4年生が10歳になったお祝いに二分の一成人式をやります。
歌をうたったり、ぐん読もしたり22人全員がしょうらいの夢をいいます。
とうげいもしますのでぜひきてください。

やる日 11月29日(木)
ばしょ 体育館
                 ・・・・・・・・・・・・・・・・・♪

ご招待、ありがとう!
生まれて10年、手も足も心もちょうど大人の一回り小さくて、やわらかくて、知っていく喜びと驚きで毎日がビックリマーク。
ナイーブで無防備に泣くことが出来るギリギリかな。
どんな夢を語ってくれるのだろう。
十年の「いのち」の尊さを心からお祝いします。

プログラムに「山本せんせいライブ」とあるんだわ。。。
2曲、心を込めてうたいます。



記念に陶芸をやるそうです。
楽しみです。


コメント (3)
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