花柄に開出毛ではなく屈毛が見られるので、ヤマトリカブトでしょうか？ ヤマトリカブトの雄しべには毛がまばらに生えるのが普通だそうですが（無毛の個体もあるようです）、写真の個体を見る限りでは無毛のように見えました。トリカブトの仲間は種類が多く、微妙な違いで分けられているので、同定は難しく感じます。
（撮影日 2020/8/28）
5枚の花弁のうち、2枚が他よりも長くなるダイモンジソウです。花柄や茎にほとんど毛が生えないものを「ミヤマダイモンジソウ」と呼ぶそうですが、最近では母種であるダイモンジソウと分けない場合が多いそうです。写真のダイモンジソウの花柄には赤い腺毛が生えていました。
（撮影日 2020/8/28）
花色は暗紫色で5～6㎜の小さい花をつけるクロバナヒキオコシです。草丈が高くひょろっとしていて花がまばらについているので、花の写真を撮る時は少し苦労します。シソ科の仲間で、ヤマハッカの花をぎゅっと縮めたような花姿です。
（撮影日 2020/8/28）