エノコログサ、別名ネコジャラシを用いて幼少の頃誰かさんにいたずらしたでしょ?
この雑草はC3という光合成回路の他にC4という高性能の光合成システムを併せ持っている。
C4回路は葉の中にあり、二酸化炭素を濃縮してC3回路に取り込み出力を上げる役割を担っている。
だから高温、高日照の夏になると俄然勢いよく生い繁る。
しかしターボエンジンのように高いエネルギーを必要とするので、太陽の光が弱かったり温度が下がると十分に機能できない。
稲もC4回路を持っているので、天候が不順の時は不作になり、天候が安定すれば豊作となるのだ。
このエノコログサは粟(アワ)の原種なので、食用に使える。脱穀してすり鉢で潰して水洗したあと、粒のままでも製粉にしても食べられるそうである。
凄いぞ!エノコログサ!