僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

たんぽぽ

2016-06-14 17:57:07 | 
13日のネプリーグで林修先生は、「タンポポ」をアブラナ科と答えて間違えていました。

タンポポは「キク科」なのです。

キク科には、「キク」、「マーガレット」、「ヨメナ」、「アザミ」、「ゴボウ」、「ヒマワリ」
などがあります。

例えば「マーガレット」には白い花びらがありますよね。
この白い部分を舌状花といいます。

また中央の黄色い部分は筒状花の集まりです。




外側が舌状花で内側が筒状花の構成になっている花が、「マーガレット」、「シュンギク」、「キク」、「ヒマワリ」などです。

筒状花だけでできているのが、「アザミ」や「ゴボウ」です。

そして舌状花だけの花が「タンポポ」で、雄蕊、雌蕊を持った5枚の花弁がたくさん集まっています。
一見一枚の花弁のようですが、5枚癒着してできた合弁花なのです。
それが150~200でできています。
このように小さな花がたくさん集まってできているのを頭状花序ともいいます。




キク科の花は春、若葉を食するヨメナを代表するように食べられるものがほとんどです。



ただし「ナルトサワギク」などには毒があるので注意を要します。


林先生が間違えた「アブラナ科」の植物はそのほとんどが野菜の花ですよね。
例えば「アブラナ」、「キャベツ」、「ワサビ」、「ブロッコリー」、「大根」など。
4枚の花弁が十字架のように見えることから昔は「十字架科」と呼ばれていました。



たぶん先生はタンポポの黄色とアブラナの黄色に惑わされてしまったのでしょう。

チャンジャ

2016-06-06 18:29:56 | 食べ物
先月コストコでチャンジャなるものを買って初めて食した。


妻が勝手に試食して勝手に購入したので、最初は「なんでそんなの買うの?」と
疑問符を投げかけた。


けれどいざ食してみるとすこぶる美味しい!

熱々のご飯にのせて食べるとコリコリとした食感がくせになりそう。

チャンジャとは、タラやスケソウダラの胃を塩漬けしたあと唐辛子、ニンニクなどで発酵させたもの。

いわゆる韓国産塩辛のようなものか。

300gあったチャンジャをほぼ一人でたいらげた。


けれどチャンジャにはアニサキスという生物がたまにいるという。
これは怖い!

陶芸家で美食家の北大路魯山人は、半生のツブ貝を食べ、肝臓ジストマという肝吸虫が原因で亡くなった。

アニサキスもサバやタラに寄生し人間の体内に入ると、時には胃も破ってしまうらしい。
そして腹痛や嘔吐で苦しむらしい。

あなおそろしやアニサキス。

今、食欲と恐怖のはざまで揺れている。

カラス君勘弁して!

2016-06-06 17:54:23 | 驚いたこと
この頃、向かいのごみ置き場に、朝5時前に燃えるゴミを一つ置いていく住人がいる。

木曜日と月曜日に寝ていると、カラスの「カアカア」というけたたましい鳴き声のせいで起こされる。

そして早朝5時に見回りに行くと、カラスが突っついた後で、一袋がほとんど空、道路一面にごみが散乱しているのだ。

散乱したごみを一つ一つ拾って新しいごみ袋に入れるのだが、終わると5時半過ぎぐらい。

まだ眠いがもう寝ることができなく、なんだが午前中からしょぼついてしまうのだ。


くだんの住人は防鳥ネットにちゃんと入れていると話すのだが、いかんせん出すのが早すぎる。

カラスは賢いので、軽いごみ袋の一つぐらい簡単に引っ張り出してしまうのだ。


そこで私の敷地にあるステンレス製のステーションに入れるよう配慮した。

今度は大丈夫だろう。

けれど念のためカラスなぜ逃げるというカラス除けグッズを注文した。



こんどこそカラス君も観念してくれるだろう。

やれやれ・・・

田野岡大和くん 無事発見さる!

2016-06-03 14:49:41 | 感動
先月28日行方不明となった大和くんが無事発見された。


よくぞ彼は陸上自衛隊演習場の小屋を発見してくれた。

小屋の鍵が一か所開いていたこと、水場があったこと、すべて神の思し召しのように
大和君を良い方向に導いてくれた。

そしてマットの間に入って暖を取ることができた。眠ることができた。

食事を摂っていなかったので大分衰弱しているだろうが、大丈夫だろうか。


ただ今回、幸運なことに雨露がしのげる小屋があったし、水は毎日飲めた。

これらの奇跡に近い偶然がなかったら、大和君が無事に帰ることは難しかったろう。

記者会見で大和君のお父さんは猛省していたが、二度と同じような過ちは犯してほしくない。

あの山の中で、ほんの一時でも一人にさせるということは、とても危険な行為だ。

山には蛇もいるし危険な虫もいる。場所によっては熊にも出くわすだろう。

そして暗がりで足を踏み外したり、イバラなどトゲのある植物で怪我をするかもしれない。

夜は寒いので、歩き回れば命にかかわりとても危ない。

しつけは大切だが、言葉で丁寧に教え諭してほしい。

けっして感情的にならず急がず焦らず継続的に育てていってほしい。

本当に無事でよかった!

捜索にかかわった大勢の方々の労をねぎらうとともに
大和君にはゆっくり休んでほしいし、一日も早い回復を祈っている。