3日午前7時40分ごろ、JR仙山線快速仙台行きが雪の重みで倒れた木が架線に接触し停電して停止してしまいました。
場所は面白山高原と山寺の間、暖房も止まり冷え込んだ車内の中乗客は8時間も閉じ込められたのです。
昨日の山形市の気温は2度前後で、北日本は大荒れの1日となっていました。
仙山線が立ち往生となった2時間後、除雪作業車が食料やカイロなどの物資を届けました。各地の駅では振替輸送のためのバスを手配していました。
8時間後乗客は無事に駅に戻って来ることができ、ケガ人はいなかったとのことで、午後5時には運転再開となりました。
危機管理アドバイザーの国崎信江さんは、停電しても暖房が停止しない設備の必要性や、乗客の移動手段・安全点検の徹底に懸念の声を上げました。
乗客のひとたち、主に山形出身の人たちはこの最悪な事態にもたじろがず、近くに人たちと励まし合い、協力し合って乗り切ったというのです。
いくらおしんのふるさと山形人であっても普通ならもっと声高に不満をぶつけるであろうと思いますが、携帯が通じない、トイレもままならない
とっても寒い、などの状況下でよく8時間も我慢できたと、忍耐強い乗客たちに脱帽いたします。
東日本大震災や広島の豪雨、御嶽山の噴火などで多くの犠牲者が出ました。
この頃強く思うのは、自然は人に敢然と立ちはだかって決してやさしく接してくれるわけではないということ。
だからこそ持てるだけの叡智を集めて対策を講じなければならないし、普段から惻隠の情を持って行動!に心掛けるべきなのだと思います。