
今日の山形新聞に掲載された4コマ漫画です。父と娘が互いの弁当を取り違えて持っていってしまいました。父は娘の弁当のおかずの多さに驚き、娘は父の弁当が日の丸弁当であった事に気づき同情の念を覚えるのでした。
不景気の中、一頃ワンコイン亭主なる500円しか持たされないお父さん方が流行りましたが、梅干一個の日の丸弁当はないですよね。

弁当で思い出したのですが、私の子供の頃、冬は学校でだるまストーブを使っていました。そんな寒い時期の兄の学校での出来事です。
冬寒いので昼食までに弁当は冷え冷えとしてしまうのでした。そこでアルミの弁当をだるまストーブの上にのせ温めるのが習慣化しておりました。
ある日プ~ンと異様なくっさい臭いが漂ってきたのです。兄はだるまストーブにのった自分の弁当を恐る恐る開けてみました。そして驚きました。
なんとご飯の上にびっしりと納豆味噌(納豆を味噌で溶いて、時に鰹節をまぜたもの)が敷き詰められていたのです。
「何も弁当に入れなくても・・・」
と思いましたが、心優しき兄は、一言も文句を言わず、
「みんなに笑わっちゃけは(笑われてしまった)」と
笑い話のようにカモフラージュしていました。
おかずのバリエーションが少ない古き良き時代のお話でした。