僕の感性

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和気清麻呂と猪

2015-06-23 17:44:10 | 歴史
昔の10円札である。


このお札の肖像は和気清麻呂という人物である。


そして札の裏には猪が描かれている。


なぜ猪なのだろうか。

この動物は和気清麻呂のアトリビュートのようなものだ。

和気清麻呂は称徳天皇の時代、弓削道鏡の皇位を宇佐八幡の神託によって廃位させた。

そのことで道鏡の怒りを買い、別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名させられて

大隅国に流されてしまう。

その道中何度も襲われて殺されそうになるが、猪3百頭が現れて清麻呂を助けたという逸話が残っている。

たぶん皇室に味方する土着の部族であると思うが、このことで猪は清麻呂の随身として尊ばれるようになったわけ。

岡山県の和気神社には狛犬ではなく「狛猪」が飾られているそうだ。