僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

山下達郎コンサート

2012-04-11 12:47:57 | 音楽
 昨日、山形県民会館に山下達郎を聴きにいった。

私も若かりし頃は「Ride On Time」とか一緒の時をすごしたが、最近では「冬の桜」の主題歌「愛してるって言えなくたって」とか「薔薇のない花屋」のテーマ曲「ずっと一緒さ」などを聴いて達郎の健在さをあらためてうれしく思っていた。

山形県民会館は1500人弱しか収容できない。椅子と椅子との間隔が狭く座りづらいという欠点もあるが、達郎はしきりに音の良さを誉めていた。
彼は武道館を嫌い、小さなホールでのライブを好み、人との一期一会を大切にするすばらしいミュージシャンである。

夕方6時半から10時まで手を抜くことなく、いわんや休憩もなしに歌い続けるバイタリティに尊敬の念を抱く。

「クリスマス・イブ」はやはり良かった。懐かしい「高気圧ガール」や「Ride On Time」もすこぶる良かった。
「希望という名の光」も名曲だと思った。

彼は江戸っ子なので結構きつい言葉をポンポン話す。けれどそれは江戸っ子特有の洒落なのだそうだ。
彼はこう言った。

「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し、くちさきばかり はらわたはなし」

「口は悪いが腹にはこだわりがなく気性はさっぱりしている」という意味になる。