エスカルゴのブルゴーニュ風という、エスカルゴにニンニク、パセリ、エシャロットの入ったエスカルゴバターを詰めて焼き上げた料理です。(写真は借用しました。)
フランス人も最初からカタツムリであるエスカルゴを喜んで食べていたわけじゃないのです。
フランスの先住民が、魚や獣が捕れなくて困ったときに、セーヌ川にいたエスカルゴを仕方なしに食べました。それがエスカルゴ料理の始まりで、一般市民がエスカルゴを食べ始めた19世紀には、エスカルゴには薬効があると信じられ、薬局に置かれていたそうです。
実際にカリウム、カルシウム、リン、ビタミンB群を豊富に含んだ栄養たっぷりの食材なのです。
因みに料理に使われるエスカルゴは、世界に1万種いるカタツムリのなかのたったの4種類だけです。ワインの産地でもあるブルゴーニュでは、ブドウの葉を餌にして養殖したエスカルゴが特産品で、世界各国に水煮の缶詰と殻のセットが出荷されているそうです。
私は昔、生家で、田んぼで捕ったツブ(タニシ)を茹でて食べたことがあります。
たぶんエスカルゴもそんな味と食感なのでしょうか。