タイガーマスク運動の「伊達直人」が素顔で子どもたちへの支援訴え(2016年12月7日)
河村正剛さん、以前彼は、素顔で伊達直人は自分だったと明かした。
かれは児童養護施設にランドセルを送ったり、毎年一万円を寄付する慈善活動を続けていった。
素顔を明かさず匿名で行ってきたが、一人ゆえの難しさもあったそうだ。
行政を動かし、より多くの支援が受けられるように正体を明かし、結果、前橋市で
「タイガーマスク運動支援プロジェクト」がふるさとチョイスアワードで大賞を受賞したのだ。
若者の進学、就職を支援するため新卒者に15万円支給するほか、運転免許にかかる費用の無償化も制度化した。
その財源を一般市民による寄付2119万円があてがわれたそうだ。
彼は3歳の時母親に先立たれ、親戚の家に預けられたが、満足に食事も与えられずランドセルも買ったもらえなかったそうだ。
まるで「火垂るの墓」現代版のような話だが、親の愛情を満足に受けられなかった分、弱い者への愛情が一入なのだと思う。
河村さんは、今の会社に恩人がいるんだそう。
保証人が見つけられなくても
あなたを選んだのは、しっかり仕事をなさる人だと思ったからと
外面だけをとらえず、河村さんの人格に惚れて採用してくれたということだ。
その恩人自身も母子家庭で育ち、河村さんの生い立ちにも共感してくれた。
とかく人は高学歴や器用に立ち回る人を採用しがちだが
その人の人格、将来性、信念などを考慮して選んでくれる高潔な人はすばらしい。
なかには名を明かした河村さんを売名行為だとか、有名になりたいだけだろうなどとあらぬ噂を流す人もいる。
そうではないのだ。
あなたは無償で40万円ぐらいするランドセルを寄付することができますか?
毎年1万円ずつ寄付する行為を20年間続けられますか?
「こどもたちは抱きしめられるために生まれてきた。周りの人を笑顔にするため生まれてきた。
この思いを胸に活動を続けたい」と彼は訴えているだけなのだ。
そして虐待やネグレクトで苦しんでいる子供たちの癒しや救いにならんとしているんだ。
彼の真似をする多くの伊達直人が誕生することを願ってやまない。
Hさんの庭