これはわが家のびわ、植え付けした品種は“茂木(もぎ)”になる。長崎県で見いだされた普及品種。もうすぐ収穫の頃合いになる。よしっ、あと一週間は待ってみよう。
ご当地の房州枇杷は、“大房”、“希房”、“田中”とされている。毎年、今頃には千葉県富浦産の初物の枇杷の、皇居へ献上ニュースが新聞の千葉地方版で報じられる季節である。
わたしは好き嫌いがはげしい。というか、ちょっと変わっているらしい。魚も肉もそれほど好きではない。蟹も、ウナギも伊勢海老も嫌い。それに、天麩羅も。わたしの性分もあり体質では、あらたまった御馳走を忌避(!)しているらしい。しかし貝類、海藻は大好き、野菜は大好物といっていいい。なにせ、わたしは、冷やの日本酒の酒の肴に野菜サラダが似合うとおもっている輩だもの。
これでも、少年期には三陸海岸や牡鹿半島の新鮮なサカナはいっぱい摂取していたつもりなのだが。そういう食習慣は、生来DNAとして、刷り込まれているはずなのだが。
しかし、わたしは果物はなべて好きである。その中でも出身地の北東北では、リンゴと桃は小さい頃から、なじみのもの。関東に出てきてから新しいいろいろな果物を国内、海外産の食べてきたが、どうも好きなものと言えば、中国産のライチ(めったに、食べる機会などないが)、とこのびわということになる。もちろん、いづれも東北地方では育たない。
やわらかい橙色の小ぶりな実のかたち、とろけるような果肉の感触、わずかに酸味の入ったほどほどの甘さ。まさしく、枇杷の実はみずみずしい初夏の果実である。
ここに引っ越ししてきた記念に植えたのが、柿の木とこのびわである。しかし、この果樹は成長が早く常緑の大きな葉がうっそうと繁り日陰をつくるので、家族の意見をいれて数年前にその木をカットした。そしてその根元で知らないうちに実生で芽生えたのを後継樹のようにしたものである。高さ3mほど。いわば二代目になる。
画像では果実が鈴生りに見て取れるが、粒が不揃いであり、摘果も袋かけ作業もしていない。花は初冬の寒い時期に、山茶花が咲くころに豆粒大の小さな花をつける。季節的に何を好んでという気がするが、かなり地味である。病虫害の様子もない。手入れは混みすぎた枝葉の剪定と、夏場の水やり程度であり手間がかからない。今年は昨年の春に伐採した辛夷の大木がなくなったおかげで、庭の日照がよくなり生育が良さそうだ。
そういえば、道路沿いの柿の実も今年は豊作の年のようである。
ところで、この一本のびわで何個ぐらい採取できるか、150個ぐらいいくか。いずれ、近所へおすそ分けすることにしよう。
ご当地の房州枇杷は、“大房”、“希房”、“田中”とされている。毎年、今頃には千葉県富浦産の初物の枇杷の、皇居へ献上ニュースが新聞の千葉地方版で報じられる季節である。
わたしは好き嫌いがはげしい。というか、ちょっと変わっているらしい。魚も肉もそれほど好きではない。蟹も、ウナギも伊勢海老も嫌い。それに、天麩羅も。わたしの性分もあり体質では、あらたまった御馳走を忌避(!)しているらしい。しかし貝類、海藻は大好き、野菜は大好物といっていいい。なにせ、わたしは、冷やの日本酒の酒の肴に野菜サラダが似合うとおもっている輩だもの。
これでも、少年期には三陸海岸や牡鹿半島の新鮮なサカナはいっぱい摂取していたつもりなのだが。そういう食習慣は、生来DNAとして、刷り込まれているはずなのだが。
しかし、わたしは果物はなべて好きである。その中でも出身地の北東北では、リンゴと桃は小さい頃から、なじみのもの。関東に出てきてから新しいいろいろな果物を国内、海外産の食べてきたが、どうも好きなものと言えば、中国産のライチ(めったに、食べる機会などないが)、とこのびわということになる。もちろん、いづれも東北地方では育たない。
やわらかい橙色の小ぶりな実のかたち、とろけるような果肉の感触、わずかに酸味の入ったほどほどの甘さ。まさしく、枇杷の実はみずみずしい初夏の果実である。
ここに引っ越ししてきた記念に植えたのが、柿の木とこのびわである。しかし、この果樹は成長が早く常緑の大きな葉がうっそうと繁り日陰をつくるので、家族の意見をいれて数年前にその木をカットした。そしてその根元で知らないうちに実生で芽生えたのを後継樹のようにしたものである。高さ3mほど。いわば二代目になる。
画像では果実が鈴生りに見て取れるが、粒が不揃いであり、摘果も袋かけ作業もしていない。花は初冬の寒い時期に、山茶花が咲くころに豆粒大の小さな花をつける。季節的に何を好んでという気がするが、かなり地味である。病虫害の様子もない。手入れは混みすぎた枝葉の剪定と、夏場の水やり程度であり手間がかからない。今年は昨年の春に伐採した辛夷の大木がなくなったおかげで、庭の日照がよくなり生育が良さそうだ。
そういえば、道路沿いの柿の実も今年は豊作の年のようである。
ところで、この一本のびわで何個ぐらい採取できるか、150個ぐらいいくか。いずれ、近所へおすそ分けすることにしよう。