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実は、わたしは花屋さんでこの花材を買ってまでもしては花を生けない。買う場合はお見舞いや春秋のお彼岸の墓参りの場合だけである。生ける材料は自分の庭で育成したものでまかなうものと思っているので、材料の種類はカバーできても数が足りない。だから、生ける形式もおのずと、切枝や切葉を矯めたり大量の花を組み合わせて水盤に剣山を使うような‘盛花’ではなくて、生花(ショウカ・立華)や一輪挿しの瓶生けになる。
教えていただいたことを振り返ると、そんな中でも、出生(シュッショウ)を考えて生ける、という言葉がよく印象に残っている。いろいろなデザイン、形状の花瓶を持っているのだが、この花瓶は家内がいつからかどこからともなく集めたもので、わたし自身はなんとなく素材を選ぶそのセンスは評価している。
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ちょっと撮影的にアングルどりに難点があるが、これは、春の庭先の雪柳にやや開きすぎている真っ赤な花のアネモネである。しんとした背景に対し花の配色やバランスがうまくおさまった。そして、次は、うすい水色の塔状のガラス瓶に、ごくありふれた日の丸のラッパ水仙の一輪挿しである。水仙は庭に5,6種類は植えてあるが、これが一番ポピュラーだろう。どちらも、春の華やいだ季節感と質感をコンパクトにまとめている。
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