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わたしがどうも金遣いが荒いと気づき始めたのはここ数年前のことである。新しく、このブログの カテゴリー[お金の話などを少々・・・] をもうけてからなにも書き込まずそのままにしてしばらくたつ。間の抜けた話だ。ここでは恥をさらすことになるが、とつおいつしながらも新しく書き込んでみる。何回かに連載できれば、勿怪の幸いというものである。
曲がりなりにも会社を設立して、というもの、その扱う金額の大きさに驚いたものである。すべて自分で判断するとはどういうことになるのか、それまでの月々の入ってくる給料でしかお金を動かしたことのない身分であった。詰まるところ、日常の金遣いがそのままに会社経営に反映する。今となって怖い思い出であった。
金なぞは天下の廻りもの、一万円、十万円が千円、二千円ぐらいの感覚ができてきて、大変大雑把な金銭感覚になった。しこうして、滑稽なほどに勘違いすることになった。
サラリーマン時代は周囲より給料は高かったとおもわれるが、手元にあったら使う、財布に現金があったら使うという生活であった。住宅ローンとクレジットの返済をしてから、残して銀行に貯金するという考えは見事になかったと思う。お金は使い切るのは当然、というものであった。
わたしは雇われているという事を忘れ会社勤め時代には、みずからの力を矜みにして、年齢分の給料はもらうべきものと嘯(ウソブ)いていた。世間巷間、街を歩いていても、仕事の世界は三十代四十代以外は邪魔、二十代は面倒くさいし、五十代以上はなにも生み出さないし、という高慢に満ちた気概であった。
それまではそういう日常の感覚でいたのが、独立して経営のまねごとをおこなったらどうなるか。わたしは、日常は金銭出納帳で管理し、そして弥生ソフトを利用し一回目は手つだってもらいつつ、二回目は自分自身で会社の決算をおこなった。ふりかえってみると、結果的に借金を作ってしまった。会社の資金繰りは身内での調達、キャッシュカードに依存するようになる。
やがて自営という会社運営の業務とは言いながらも、心理的に追い詰められてくるとその使い道はみずからの性格に起因する虚栄心のみにしか見えなくなってしまう。
<続く>
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