木の芽どき、雑駁な端境期の句をものにする。
・いつも夢見て春来たる 踊り子草かな
・陽を浴びる 膝がしらと脛に 遠眼鏡
・瑠璃色に おお犬のふぐりははびこりつ
・つくし生え 素っ気も衒気もなく 砂嵐
・吉野も早々と咲きつつ 夢遠し
・朝ぼらけ 遠望すれば 山笑いつ
・いつも夢見て春来たる 踊り子草かな
・陽を浴びる 膝がしらと脛に 遠眼鏡
・瑠璃色に おお犬のふぐりははびこりつ
・つくし生え 素っ気も衒気もなく 砂嵐
・吉野も早々と咲きつつ 夢遠し
・朝ぼらけ 遠望すれば 山笑いつ