やっと、自宅の玄関先に「樹木医事務所」の看板を設置した。派手は好きではないが近所に分かればいい程度の思惑でいる。太いフェイジョアの幹にぶら下げる。山桑の材は一昨年に宮城県気仙沼に単身赴任の際に親しい山野草屋さんから只でいただいたのものです。ロープは千葉港の内湾で先月拾った流木の中にあったもので、青色の醒めた具合がいい。揮毫は地元の看板店に頼み込む。カンナ掛けしニスを塗り杢目を出し黒いペンキで名を書き込む。こういうものは素材感と情趣が一番大事である。まるでわたしのキャラらしくてお手製、寄せ集めそのものです。
今でも月に2,3回程度の研修などの樹木医活動があり、現場での実績を重ねることにしている。