12月は師走とは言うけれど、極月なのだなあという実感のする年の暮れである。画像は数日前の紅葉の光景だ。人の目につかないロケーションではこのように一足遅れて繊細な趣きを見せてくれる。建物の狭間で強い風にも当たらず直射日光も少ない。ヘビースモーカーのわたしは、事務所内での集中的な業務のなかで、時々、ここ通用口に煙草を吸いに降りてくる。一時の静寂だ。
イロハモミジと言うよりも地元ではやまもみじ、イヌシデは株元から上部の樹冠や梢端部に向かって黄色から赤みがかりついには褐変し落葉していく。カバノキ科アカシデ属。別名ソロ。造園の世界に入り始めたころは、関東に多いこの仲間のクマシデやアカシデとの差異を見極めるため幾度も図鑑や現地で調べたものだ。イヌシデは当地では山の木でせいぜい薪にしかならなくて、農業資材や建築用材としては無価値であり、漢字では 犬四手 と書く。
イロハモミジと言うよりも地元ではやまもみじ、イヌシデは株元から上部の樹冠や梢端部に向かって黄色から赤みがかりついには褐変し落葉していく。カバノキ科アカシデ属。別名ソロ。造園の世界に入り始めたころは、関東に多いこの仲間のクマシデやアカシデとの差異を見極めるため幾度も図鑑や現地で調べたものだ。イヌシデは当地では山の木でせいぜい薪にしかならなくて、農業資材や建築用材としては無価値であり、漢字では 犬四手 と書く。