相変わらずの曇天の中で、この日、一時、小雨も降る。そんな天候でもわたしは太宰府天満宮と九州国立博物館に行く。昼前に西鉄太宰府駅前の店でかつ丼を食す。
ずうっと見てて思うのは、北限として自生するクスノキに馴染んだ九州の国土と言うことだ。植生と風土。ここ境内ではみなぎる活力、盤根錯節と言うか千変万化するクスノキの樹姿、樹勢には圧倒する。石碑には本来は万葉集で知られる大伴旅人を載せればいいのだけども、ここでは熊本出身の徳富蘇峰を載せた。実は松本清張のミステリーで〈顔〉という映画があったが、わたしはここで待ち合わせた1シーンを思い出していた。
ここで、わたしは奥まった九州国立博物館にちょっとびっくりする。山懐をえぐったアクセストンネルに瀟洒な近代建築物、なんというフォルムと大掛かりなファサードだろう。なんだか、この博物館の所蔵品は分からないが、チラシで見た奈良・中宮寺の国宝 ≪菩薩半カ思ユウ像≫ が見られるかと思っていたが来年1月だそうである。多分、わたしは上野で見ている。いつものことだが、わたしの早とちりであった。
ずうっと見てて思うのは、北限として自生するクスノキに馴染んだ九州の国土と言うことだ。植生と風土。ここ境内ではみなぎる活力、盤根錯節と言うか千変万化するクスノキの樹姿、樹勢には圧倒する。石碑には本来は万葉集で知られる大伴旅人を載せればいいのだけども、ここでは熊本出身の徳富蘇峰を載せた。実は松本清張のミステリーで〈顔〉という映画があったが、わたしはここで待ち合わせた1シーンを思い出していた。
ここで、わたしは奥まった九州国立博物館にちょっとびっくりする。山懐をえぐったアクセストンネルに瀟洒な近代建築物、なんというフォルムと大掛かりなファサードだろう。なんだか、この博物館の所蔵品は分からないが、チラシで見た奈良・中宮寺の国宝 ≪菩薩半カ思ユウ像≫ が見られるかと思っていたが来年1月だそうである。多分、わたしは上野で見ている。いつものことだが、わたしの早とちりであった。