ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか?

サンプル数一人の話。日記、アニメの感想などを独りよがりに書いてます。

”大人の鑑賞に堪えるアニメ”って結局、どういうことだってばよ?

2016-12-25 23:52:17 | アニメ・特撮系
前回の記事で、”大人の鑑賞に堪えるアニメをご紹介します。”なんて書きましたが、そもそも”大人の鑑賞に堪えるアニメ”ってどういうことなんでしょう?

記事を書こうと作品をピックアップし始めてそこに気づきました。

というのもワタクシがピックアップした作品をみてみると”大人向け”作品(宮崎駿作品で例えると『風立ちぬ』)だけでなく、”子供向けだが大人にも観てほしい”または”子ども向けだが大人が観ても楽しめる”(『となりのトトロ』『魔女の宅急便』など)作品も一緒にピックアップしてしまうのです。

ワタクシは幼少期からアニメに親しみ、大人になって年甲斐もなくアニメを観ているので”良いアニメ”は子供向け、大人向け関係なく評価してしまう”クセ”が身についているようです・・・。ワタクシにとって”大人の鑑賞に堪えるアニメ”をピックアップするってかなりハードルの高い行為だったようです。

じゃあ”大人の鑑賞に堪えるアニメ”の定義ってどういうことなのか?

あくまで個人的、独断的、暫定的に考えたのですが、”緻密でリアルな設定、重厚なストーリー、または子ども向けでないテーマを持つ作品”という漠然とした定義になりました。

具体的に作品をピックアップすると今敏監督作品や押井守監督の攻殻機動隊シリーズなどにあたるように思います。

やっぱりツッコミ所が多い作品は”大人の鑑賞に堪えるアニメ”にはなりにくく、例えば同じ料理バトルを扱ったアニメでも非現実的なリアクションの多い『ミスター味っ子』は大人の鑑賞には向かずで、現実の社会問題などストーリーに反映した『美味しんぼ』は大人の鑑賞向けってことになると思います。

でも、なんか自分の定義に自信が持てないというか、釈然としないというか・・・。”大人の鑑賞に堪える”っていうには狭いと思うんですよね。

正直、この記事書きながらどんどん訳が分からなくなってきました。

なんか、そこにとらわれず単純にオススメアニメを紹介する方がワタクシのブログらしくて良い気がします。そこで次回は”年末年始に観てほしいアニメ映画10選”を書いていこうと思います。

一応、メジャーすぎるジブリ作品(カリ城含む)以外、年末年始での視聴を考えて連続アニメ以外の作品という縛りは設けておきます。

期待せずにお待ちください。でもマイナーすぎる作品もダメかなぁ・・・?

と、ここで記事が終わってしまうのも、今回期待してくださった読者の方々には悪いので番外編として連続アニメ作品から”年末年始じゃなくても観てほしいアニメ”をいくつか紹介しておきます。

『カウボーイビバップ』
全26話と一本の劇場版からなる作品です。このアニメのOPテーマは他のテレビ番組でよく使われるので今やアニメ本編よりOPテーマの方が知名度が高い作品ではないでしょうか?

カウボーイビバップ OP 【HD/1280*720】


ね、聞いたことあるでしょ?最近カナダの男子フィギュアスケートの選手がこれで演技したらしいです。

2071年、宇宙を股にかけて活躍する4人と一匹の賞金稼ぎの活躍を描くSFアニメ。ハイクオリティな作画と音楽、時にはバカバカしく、時にはシリアスなストーリー、そして何より粋なセリフを吐くキャラクターたち。魅力を上げたらキリがないです。

1998年製のアニメですが、今観ても全然古さがない作品ですね。まぁ結末については賛否ある作品ですが、基本的には1話完結型なので鑑賞しやすいアニメでもあります。

レンタル店でもほぼ間違いなくDVDが置いてある作品ですよ。

COWBOY BEBOP Blu-ray BOX (通常版)
山寺宏一,石塚運昇,林原めぐみ
バンダイビジュアル



『MASTERキートン』
これも1998年製のアニメ。全39話(テレビでの放映は24話まで)で同名の漫画を原作とした作品です。

MASTERキートン op


オックスフォード大卒業の考古学者で元SASの教官という過去をもつ保険のオプ(保険調査員つまり探偵)平賀=キートン・太一を主人公に、冷戦終結前後の社会情勢の中で繰り広げられるミステリーあり、アクションあり、学術的薀蓄あり、人情話ありの様々なドラマを描いた作品なのです。

1話完結型のアニメなのですごく鑑賞しやすい。ドラマも上記のように様々ドラマが織りなされ、薀蓄もタップリ。鑑賞後に頭がよくなった気になること請け合いです。

ちなみにアニメ化は原作に忠実に行われています。ワタクシはそれをとても好意的にとらえてますが、原作全部をアニメ化していないので満足できないと思う人もいるかも?

MASTERキートン BD-BOX [Blu-ray]
高坂希太郎,浦沢直樹,勝鹿北星,長崎尚志,浦畑達彦,ハイ島邦明
バップ


『アルジェントソーマ』
2000年放映で全26話。『カウボーイビバップ』と同じサンライズ製のロボットアニメです。

アルジェントソーマ OP


2059年、地球を巨大なエイリアンたちが襲った。エイリアンたちはなぜかある一点、通称”巡礼ポイント”を目指し行く手を阻むものを容赦なく排除してゆく。人類は軍隊を再編し、対エイリアン特殊部隊「フューネラル」を組織、断続的に地球を襲うエイリアンたちに抵抗を開始した。フューネラルに配属された謎の主人公リウ・ソーマ、複数のエイリアンの死体をつぎはぎにして復元された謎の実験複合体”フランク”、最新鋭の対エイリアン用可変機動兵器”ザルク”の秘密など。様々な謎が絡み合って向かう結末とは?

敵エイリアンが正体不明な生物である一点に向かう特性をもつ。ロボットのデザインが生物的。肝心のストーリーがウルトラマンのオマージュと設定がことごとく、あのエヴァンゲリオンにそっくりなので「な~んだパクリか」と思われているフシのある今作ですが、ただのパクリというよりすっきり完結しないエヴァンゲリオンに対するカウンター、すなわち答えのような作品なんです。

ラストは本当に大団円と呼ぶにふさわしいのですが。まぁネタバレになるから詳しくは書けません・・・・。

ちなみにストーリーはすごく良い!しかし主人公に一切感情移入できない(理由は詳しく書きませんが・・・)。これが今作のダメなところではあります。

アルジェントソーマ Vol.1 [DVD]
保志総一朗,桑島法子,子安武人,井上喜久子
ビクターエンタテインメント



『装甲騎兵ボトムズ』(TVシリーズ)
1983年のロボットアニメで全52話、サンライズ製。ガンダムが作り出した”リアルロボット路線”を究めた作品です。

装甲騎兵ボトムズ OP


アストラギウス銀河を舞台に軍の機密”素体”を目にしたことで軍から追われることに主人公キリコ・キュービィーは町から町へ、星から星へと逃亡の旅を続けることに。その逃亡と戦いの中で、やがて陰謀の闇を突きとめ、自分の出生に関わるさらなる謎の核心へとせまっていく。

とにかく男臭い。だって名前のある女性キャラが4人しかいなんだもん。戦闘シーンも実弾による描写でとても硬派。等身の低い無骨なデザインのロボットが劇中の戦争にリアリティを与え、ロボットが戦場にいても違和感を与えません。

それにいわゆる主役機と呼ばれるロボットが登場せず、キリコが乗機を次々に乗り換えていくのです。ある種、究極のロボットアニメと言って過言ではないでしょう。

ゆえにミリタリーファンからの指示もあり、年月を経ても根強い人気があるのです。

ただ、ワタクシはこの作品を主人公キリコとヒロイン・フィアナとの”純愛物語”ととらえています。男臭いハズなのに、なぜ?と気になる方はぜひ作品を鑑賞してください。

ちなみに次回予告がやたらカッコイイので、それも見どころです。

装甲騎兵ボトムズ DVD-BOXI
郷田ほづみ,富田耕生,千葉 繁,川浪葉子,屋良有作
バンダイビジュアル


以上4作品でした。

ワタクシはネタバレしたくないので一つの記事で一つの作品をとりあげようとすると尺があまってしまうんですが、こういう書き方なら上手くネタバレ、尺を気にせず書いていけそうです。

すごく薄い話題を複数重ねて誤魔化すという方法ではありますが、今後も続けていきたいと思います。ま、ネタバレは他のサイトがいくらでもやっとるので別にここでしなくて良いのです。

ということで、また次回。


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コメント (7)
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