18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

不二家にみる仕事へのプライド

2007-01-11 21:22:32 | 
 雪印事件以来の有名食品ブランドの事件。まあ、あまり多くを書かなくても分かると思うが、結局不二家のこの工場で働いている人たちは、不二家の洋菓子を作っているというプライドを捨てて、目先の業績を選んだ人たちということになる。

 食品は人が口にするものである。自分の家族や親戚、恩師や恋人が口にするかもしれないのだ。また、不二家だからといって買ってくださるお客様が口にするのだ。そのお客様は、不二家のケーキやシュークリームを買って帰ったときの家族の笑顔をみるのが楽しみで不二家を選んだのだ。

 この工場の人たちは、そういうお客様を裏切ったのだ。家族の団らん。ケーキを買って帰った時の家族の笑顔を台無しにしたのだ。そして不二家という老舗ブランドを汚したのだ。

 お菓子がつくるみんなの笑顔に関心がない、不二家がどうなろうと関係ない。そういう人たちに成り下がったのだ。そうなるともうなんでもありになる。”利益”の為ならお客様をだましてもいいなんてことになる。やってしまったことは、そういうことである。

 この人たちは、何にプライドを持っていたのだ?食品を製造するメーカーに居るプライドは無かったのか?

 多くの人が、会社に帰属する意識が低くなってきている昨今、「会社のために」がカッコ悪くうつるし、必死になって働くことを冷ややかな目で見ていたりすることが多いようだが、まさに今回のこの事件はその結果発生した事件だと思う。

 よく考えれば分かることなのだ、会社の為ではないのだ、自分のプライド、自分自身が世間や家族に向かって、食品を作る仕事に携わっていて堂々としていられるということに自負心を持てばいいのだ。それが結果として良い仕事につながり、よいブランド造りに繋がるのだ。

 いきなり”不二家”のブランドを守れといわれて、だれが真剣に心底から”守ろう”と思うか?そんな時代ではない。しかし、自分自身が世間に恥ずかしくない仕事をしろ”と言われれば、意識はまだ変わることができる。

 プライドとはそういう物の筈である。仕事へのプライドは絶対に忘れてはならない。



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普通の人がそこまで出来るのはなぜ?

2007-01-11 01:50:36 | 
 このブログに書くのもはばかれる、事件が発生している。家族や夫婦の間での殺人と遺体損壊と遺体遺棄。それが最近、続けて報道されている。

 どんな感情が支配すればそこまで出来るのだろうか?それが普通の家庭での話なのだから余計に信じられない。

 神戸の少年Aの事件は1997年だからちょうど10年前。いまこの事件を起こした人たちは10年前は一体何歳だった?少年Aと対して変わらない世代から、少年Aよりも十分大人の世代もいる。

 少年Aの事件は全く驚くべき事だった。だれも10代の少年が犯人だとは思わなかった。衝撃が走った。それから10年が経過しようとしている今年、まさか10年後に連続して遺体損壊を伴う殺人事件が報じられるとだれが想像できたであろう。

 犯人達は精神鑑定を必要とする人たちなのか?特殊な環境に居た人たちなのか?そういう意味では、少年Aとなんら変わらないごく普通の人たちではないか?

 何がそこまでさせるのだろう?

 こんな事件が連続して起きる、しかも犯人は一般人である現代は、どこか人間性を奪う時代なのか?これが幸せな時代といえるのだろうか?
 


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DJ OZMAとTBSはどっちが悪質か

2007-01-11 00:01:47 | テレビ
 NHKの紅白歌合戦のDJ OZMAの裸体に見える服を来たダンサーとOZMA本人のコスチュームの問題がいまだに続いているようで、NHKにDJ OZMA、OZMAの事務所とレコード会社がNHKに謝罪に行ったそうである。
 
 物議を呼ぶことはあきらかなのに、やってしまった勇気には喝采を送るが、別の見方をすればNHKに断りなしにやったわけだから非常識ともいえる。ただ衣装を変えるといってNHKが認めたかどうかは分からないから、OZMAとしても突っ走るしかなかったのだろう。でも、実際は本物の裸体ではなかったわけだから、せいぜい紛らわしいことをした程度なはずである。反響は大きいが、たいしたことはないのだ。ただそれだけの話を、NHKや文部科学大臣がコメントするものだから、いまだに尾を引いてしまっている。

しかし、実はDJ OZMAよりももっと抗議されてしかるべきはTBSである。

 同じテレビで物議を呼んだのは、2006年8月2日に行われた亀田興毅のタイトルマッチのTBSの放送開始から試合開始までの引っ張り倒した番組構成である。

 DJ OZMAの場合は、DJ OZMAらしい演出だがきちんと謝罪したが、TBSはあの構成について謝罪は一切していない。

 よくよく考えたら、なかば強制的に時間稼ぎの放送を見せられたわけだ。もしかしたら風呂にはいるのをずーと延ばしていた人もいたかも知れない。時間を返せといいたい人も居たはずである。

 あからさまな時間稼ぎは、DJ OZMAよりもはるかに悪質である。しかも紳士面した大TBSがやったのだからこれは悪質だ。視聴者の事よりも、スポンサー様しか見ていないからこういうことをやっても平気なのだろうと感じてしまう。

腹が立つのは、こんなに悪質なのに、これは単なる番組の構成上の問題であるから謝罪の必要はないというところである。しかし、やっているのはDJ OZMA並かそれ以下である

 なぜなら、DJOZMAの演出は、笑って済ませる人もいただろうが、TBSの構成はだれも笑顔ではない。笑顔なのはスポンサーとTBSだけである。こう考えればTBSってひどい放送局だということが明らかだ。

 悪質さ加減はどちらだと言いたい。しかも謝罪しないTBSは問題な放送局である。
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