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ミニノートPC

2008-10-22 00:36:07 | パソコン・インターネット
 日本のメーカーもようやく重い腰を上げて各社続々とミニノートPCを発表。

 が、出てくる製品は先行する、ASUSやACERと似たものばかり。

 メーカーが相変わらず作り手視点でしかものごとを見られないことがよく分る。

何でそんなことが言えるのか?

それは各社がミニノートPCあるいはネットPCと呼ばれる製品を投入するときに、“ミニ”という言葉にだまされて小さいサイズの製品を出してくるのがその理由だ。




 せっかくモバイルだのネットだのという明確な用途や利用シーンが想定されているのに、なんでみんなサイズから入る?

 サイズが小さくなって何がウレシイのだろうか?自分には理解できない。画面もキーボードも犠牲になるのに・・・。





 本当にモバイルしたい人は次の2点が満たされているだけで相当高い満足度を得るものだ。1つはバッテリーの持ち。実測で6時間~10時間あれば満足する。そして2番目は、重さ。最近は1キロぐらいの製品が出てきているが、これではまだまだ。ACアダプター込みで600グラム、できれば500グラムを実現して欲しい。



 この2点が満たされるのであれば少々高くても絶対に買う。



 画面サイズやディスク容量なんて2の次だ。欲しいのは軽さとバッテリーの持ち。それが実現できるなら画面が1024×768で十分。SSDで32GBで結構(←少し贅沢?)値段だって12万円台、つまりいわゆるミニノートの倍でも大丈夫。








 ASUSのミニノートに代表されるネットPCは画面が8インチ台という狭さでありながら売れに売れた。これはユーザーが値段に対して画面サイズを割り切ったわけだ。これだけ安いなら画面小さくて良いという割り切り。


 ならば、今度は、長時間駆動と超軽量をもってして価格に割り切りさせるほうがメーカーとしては既に多くのライバルがひしめく中に参入する必要もないし儲かるだろう。



 こんなふうにユーザーの真のニーズを見落とし、わざわざ激戦区に入ってしまう愚かなことをメーカーはやろうとしているから進歩してないというのだ。




 昔、TOSHIBAからLibrettoというミニノート(当時はサブノート)パソコンがさまざまなバリエーションで作られた。今もLibretto L1が現役で動いているが、このL1を見るたびに、いまこのパソコンがAtomとSSDと有機液晶+LEDバックライトでリバイバルすれば売れるだろうなとつくづく思う。もちろん前述のとおりバッテリーが実測で6~10時間、重さが500~600グラムという条件が付くが。


 TOSHIBA~ノートパソコンの老舗を謳い、かつてLibrettoを発売したメーカーなら、こういうのを出して世間をあっと言わせて欲しい。



 TOSHIBA関係者の方が見ているとは思えないが、切に希望する。



コメント
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