日本で2008年5月に公開されたミステリー。最近の映画はミステリーというカテゴリーだけでは分類できない内容が多いがこのミストもその内の1つ。
アメリカの小さな街が、ある嵐の翌日に真っ白く濃い霧(ミスト)に覆われる。最初は何の変哲もない霧でそのうち晴れるだろうと考えていた街の住人達。しかし次第に様子がおかしいことに気づく。
軍隊の車が何台も急いで街の方向にある研究施設に向かっていき、そのうち街中に危険を知らせるサイレンが鳴り出す。
ミストに覆われて小さなスーパーマーケットに孤立してしまった街の人達が、その得体の知れない恐怖の中で少しずつ追いやられてゆき、ついに争いへと発展する。
その様子を描く中で、人間の弱さや、生きることに対する姿勢、正解の無い選択肢を迫られたときの心理の揺れと変化を克明に描いている。
"暗闇"を映画の舞台として描くのは人の動物的反応として恐怖感を与えやすいのだけども、"白い暗闇"もそれと同等、同等以上の心理的恐怖を与えてくれることが分る。
この映画は、ずっと“人間としての選択肢”を観ている人に投げかけ続けられる。先に書いたように集団心理の恐ろしさ、選択の危うさなどもこの映画を単なるミステリーというカテゴリーでくくって良いのかどうか・・・。久しぶりに、観た後にとてもとても考えさせられる映画でした。
監督・脚本:フランク・ダラボン(ショーシャンクの空に、グリーンマイル)
主演:トーマス・ジェーン
他に、アンドレ・ブラウワー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、トビー・ジョーンズなどが好演。
自分の採点100点満点中、考えさせられる度:100点
映画として:80点 (脚本は面白いと思うけど、構成の仕方は試行錯誤してるような印象を受ける分-20点)
こういう考えさせられる映画を観たい方にはお勧めです。
アメリカの小さな街が、ある嵐の翌日に真っ白く濃い霧(ミスト)に覆われる。最初は何の変哲もない霧でそのうち晴れるだろうと考えていた街の住人達。しかし次第に様子がおかしいことに気づく。
軍隊の車が何台も急いで街の方向にある研究施設に向かっていき、そのうち街中に危険を知らせるサイレンが鳴り出す。
ミストに覆われて小さなスーパーマーケットに孤立してしまった街の人達が、その得体の知れない恐怖の中で少しずつ追いやられてゆき、ついに争いへと発展する。
その様子を描く中で、人間の弱さや、生きることに対する姿勢、正解の無い選択肢を迫られたときの心理の揺れと変化を克明に描いている。
"暗闇"を映画の舞台として描くのは人の動物的反応として恐怖感を与えやすいのだけども、"白い暗闇"もそれと同等、同等以上の心理的恐怖を与えてくれることが分る。
この映画は、ずっと“人間としての選択肢”を観ている人に投げかけ続けられる。先に書いたように集団心理の恐ろしさ、選択の危うさなどもこの映画を単なるミステリーというカテゴリーでくくって良いのかどうか・・・。久しぶりに、観た後にとてもとても考えさせられる映画でした。
監督・脚本:フランク・ダラボン(ショーシャンクの空に、グリーンマイル)
主演:トーマス・ジェーン
他に、アンドレ・ブラウワー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、トビー・ジョーンズなどが好演。
自分の採点100点満点中、考えさせられる度:100点
映画として:80点 (脚本は面白いと思うけど、構成の仕方は試行錯誤してるような印象を受ける分-20点)
こういう考えさせられる映画を観たい方にはお勧めです。