今日の目的地、稲穂ひだまり公園は自然散歩で訪れるのははじめての場所。
はじめての場所ということもあり、36名もの参加者が集まりました。初参加の方、久しぶりの方にも多く参加いただきました。
集合場所の手稲駅から15分程歩いて到着。手稲山麓の斜面に作られた中規模の公園です。
入り口で最初の挨拶をしていると、シジュウカラなどが近くでさえずりはじめます。ハシブトガラやシメも見られ、しばらく出発できません。
園内は見通しの良い広葉樹林。エゾエンゴサクやナニワズが足元に咲いています。
ナニワズ
エゾエンゴサクが訪花昆虫をうまく利用して花粉を運んでもらう仕組みや、ヤナギの花のつくりなども観察。
斜面を登りきったあたりが、本日のお目当て、カタクリの大群落です。カタクリは満開。
地元の方たちが、種をまいたり草刈りをするなど長年お世話をして、これだけ見事な群落になったそうです。
カタクリ
この公園にはコジマエンレイソウがあります。花弁のあるのはすぐにコジマエンレイソウと分かりますが、花弁がないものはどこが普通のエンレイソウと違うのか、見分けるのは難しそうです。
コジマエンレイソウ(花弁が1枚ある)
天気にも恵まれ、春一番の花を満喫した自然散歩でした。
■2019年4月23日 稲穂ひだまり公園
【植物、開花】エゾエンゴサク、カタクリ、ナニワズ、エンレイソウ、コジマエンレイソウ、アキタブキ(フキノトウ)、キタコブシ、オノエヤナギ、マイズルソウ、フッキソウ(つぼみ)
【植物】 オオウバユリ、イチイ、アカナラ、カシワ、ミズナラ、オオハナウド、クルマバソウ、ニリンソウ、サイハイラン、コケイラン、ハイイヌツゲ
【野鳥、他】 シジュウカラ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、カワラヒワ、マヒワ、シメ、ヒヨドリ、アカゲラ、コゲラ、エゾアカガエル(卵)、エゾサンショウウオ(卵)
(shima)