北大構内での鳴く虫観察は、昨年も企画して雨天で流れてしまったもの。本日は晴天無風の好条件の中、実施できました。
草むらからはたくさんの虫の声が聞こえますが、虫自体を見つけるのはなかなか困難。
しかし、目線を低くすると小さな虫も見つかります。
マダラスズ
ジーッ、ジーッ、とあちこちで鳴いているのはマダラスズとシバスズ。小さなコオロギの仲間です。
シバスズ
エンマコオロギ
エンマコオロギは、コロコロ、リー、といい声です。
コバネイナゴ
コバネイナゴやヒナバッタなどのバッタの仲間も見つかります。
昨年の下見では、グランドの上空をコウモリがたくさん飛び交っているのを見ることができたので、今年も期待したのですが・・・。
バットディテクター(コウモリの出す超音波を聞くことのできる機械)で声を聞くことはできたものの、昨年のように肉眼で観察まではできず、残念。
バットディテクターには、コウモリの声以外にも「ザザッ、ザザッ」とか「ビー、ビー」などいろいろな超音波が聞こえてきます。その大半は、虫の声だと思われます。人間には聞こえない超音波で鳴いている虫が何種類もいるようです。
ヒメクサキリ
超音波で鳴く虫を探してみました。近づくと鳴きやんでしまうので、何回もそっと近づきます。その結果、ヒメクサキリが、超音波で鳴いているのを確認することができました。
エゾカタビロオサムシ
エゾアカガエル
エゾツユムシ
最後までいろいろな虫たちが見られ、飽きることのない観察でした。
2020年8月27日 北大構内で見られたもの
【昆虫】
ヒナバッタ、ヒシバッタ、コバネイナゴ、マダラスズ、シバスズ、エンマコオロギ、カンタン、ヒメクサキリ、エゾツユムシ、マダラカマドウマ、シロヒトリ、エゾカタビロオサムシ
【その他】
ヤマコウモリ、エゾアカガエル
(shima)