市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「きりかぶ」夏休みのイベント

2014-07-29 | キャラバン隊
昨日のサマースクールに続いて、夏休み企画・第2弾。

今日は、重症心身障害児の保護者によるボランティアグループ「きりかぶ」のイベントにお邪魔しました。
「きりかぶ」については以前ブログに書きましたので、是非こちらもご覧ください。⇒ 「『きりかぶ』のように

夏休みで家に閉じこもりがちな重度の肢体不自由の子供たちやお母さんたちのリフレッシュのために、サンハートでのイベントが何回か企画されています。今日のメニューは「ムーブメント」です。

親子で輪になって自己紹介の後、さっそく体操に移ります。


輪の中央で指導に当たるのは、今日の講師の上智大学准教授・吉田美和子先生。

体をさすったり手足を動かしてあげたりすることで、身体意識が育ちます。

次に、部屋いっぱいに様々な遊びのコーナーを作り、親子が自由に移動しながら遊びます。

天の川には色とりどりの魚がつるされています。手を伸ばす子、じっと見つめる子・・・。


ボールプール


狭くて暗い空間に、光がチラチラ。子供はこんな場所も大好きです。


トランポリンは、感覚刺激にとても有効なのだそうです。お友達同士で見つめあってますね。


大人が上に載ってユサユサ大きく揺らしてあげると・・・

この笑顔!!


そのあとバギーに乗って再び輪になり、「恋するフォーチューンクッキー」を踊り・・・


最後は吉田先生の講義。実に盛りだくさんの内容です。

私たちキャラバン隊いちょうの公演のヒントにもなるような、とても興味深い講義でした。

今日は、約15組の親子に加え、千葉労災看護専門学校の生徒たちを含む大勢のボランティアも参加していました。バギーでかなり面積を取るので、今後参加者が増えればもっと広々とした場所を確保しなければならないでしょうが、それも嬉しい悲鳴です。
それにしても、これだけの密度の濃いイベントを企画運営した「きりかぶ」のお母さんたちには頭が下がります。

だってホラ、見てください。

バギーに大きなバッグを3つも4つもつるし、経管栄養や吸引器、酸素吸入などなど、たくさんの機器も準備。
たとえわずかな時間の外出でも、これだけの装備が必要なのです。

それでも、わが子に少しでも社会の空気を味わわせてあげたい、他人と触れ合うことが必ずわが子の成長につながる、と前向きに頑張るお母さんたち。

私が一人のお母さんに「写真にお子さんのお顔が写ってもいいですか?」
と尋ねたとき、明るくさらりと返してくれた言葉は
「もちろんかまいませんよ。どこに出しても恥ずかしくない子ですから

私は、そんな彼女たちやその子供たちのありのままの姿を、もっともっとたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。

サマースクールとツルとカメ

2014-07-29 | お知らせ
梅雨もあけて、夏らしい日が続いていますね(^.^)
今日は、市内2か所を訪ねました。

まず、外国人の小中学生のためのセミナー「サマースクール」。

市原市国際交流協会が毎年夏休みを利用して開いている行事で、日本語が苦手な子供たちが、ボランティアの方々に日本語や夏休みの宿題を教わったり、皆でレクレーションを楽しんだりして過ごします。
場所はYOUホールで、お昼を挟んで約6時間、今日と明日の二日間にわたって開かれています。

今年は子どもは約30名、ボランティアの皆さんは約20名の参加です。
今年から送迎サービスを行うよう配慮したところ、申し込みがだいぶ増えたのだそうです。

こちらは小学校高学年の子どもたち。




たとえ日常会話は上手でも、学習言語となると話は別で、宿題やテストでつまずく子供がとても多いのだそうです。
特に高校受験が視野に入る中学生にとっては深刻な問題で、メンタル面も含めての手厚い支援はまだまだ必要だと感じました。


お楽しみの昼食は調理室で。
今日のメニューは、ボランティアの方々の手作りの焼きそば♪




それにしても、ボランティアの皆さんの熱心な活動には本当に頭が下がります。


さて、
もう1か所は鶴舞の県循環器病センター隣にある高齢者施設、介護老人保健施設・クレイン特別養護老人ホーム・トータスへ。鶴舞のツル(クレイン)とカメ(トータス)というネーミングが洒落てますね(^.^)。
施設は自然に囲まれたリゾート地のような素晴らしい環境にあり、どちらもビックリするほど広々として明るい屋内でした。

こちらはクレイン。


施設長で県循環器病センター名誉センター長でらっしゃる中村先生の診察にも、少し立ち会わせていただきました。


こちらはトータス。眺望抜群の環境です。


全室個室・ユニットケア。


敷地内には、デイサービス用の天然温泉の施設もあります。これはお年寄りには嬉しいですね。


木材をふんだんに使った浴室。ドアの向こうには露天風呂も!


敷地内には地域包括支援センターも備え、介護福祉環境は申し分ありません。おまけにすぐ隣に県立病院も控えていることから、先日私が尾道での視察で学んだ医療と介護の連携「地域包括ケアシステム」が実現しやすい環境にあると感じました。


余談ですが・・・
実は、この施設を案内してくださった理事長の三好敏弘さんは芸術家でもあり、以前私が偶然立ち寄った上総更科美術館で見た「サティ列車」の仕掛け人でもあるのです。(サティ列車については、こちらのブログ記事へ ⇒ 「ああ、もったいない・・・」)
その時からぜひ一度お会いしたいと思っていたので、今日は念願かなって大満足でした!

三好理事長と。

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