市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

新型コロナウィルスワクチンについてまとめてみました

2021-01-17 | 健康・医療
所用で、薬剤師会の事務局を訪れました。
薬剤師会は、図書館やYOUホール、保健センターが位置する更科の一角にある急病センターの2階にあります。
(急病センターの場所、意外に知らない方も多いのでは?)



2階には他に医師会や歯科医師会の事務局もあるので、ここが市内の医療連携体制の拠点と言ってもいいかもしれませんね。

現状で困っていることなどを各々の事務局にお聞きしたのですが、何と言っても新型コロナのワクチンを接種するための準備で相当大変なようでした。
ワクチンについては市民の皆さんも今最も関心のある話題だと思いますので、現時点で分かっていることを整理してお知らせします(今後変わる可能性あり)。

まず、ワクチンの目的について確認しましょう。
下のイラストのように、発症予防・重症化を予防するためで、感染予防の効果は期待できません。

サイト「KUROYAKU」より とても分かりやすいイラストをお借りしました

ワクチンを打っても感染はするし、他人に移す可能性も低くならない。
だから、「ワクチン打てば、マスクしなくてもいいよね」は間違いです。

新型コロナワクチン接種の優先順位は、
①医療従事者等(2月末から)、②65歳以上の高齢者(3月末から)、③基礎疾患を有する者(4月末ぐらいから?)、④高齢者施設等で働く者、⑤それ以外の者(5月末ぐらいから?)という順番です。
妊婦への安全性は確認されていないので、優先接種の対象者になるかまだはっきりしていません。
小児(15歳未満)も安全性が確認されていないので(重症化リスクも低いので?)、接種対象から外れています。
それから大事なことですが、もちろん接種するかしないかは個人の判断で強制ではありません。

接種対象者には事前に市から通知や接種券が送られるので、通知に従って市内数カ所に設けられた接種会場を予約し、接種するという流れです。
3~4週間の間隔をあけて、2回接種する必要があります。
費用は全額国が負担するようです。

なお、ワクチンは3種類(ファイザー社、アストラゼネカ社、武田/モデルナ社)あって、それぞれ特徴があるのですが、残念ながら選ぶことはできないようです。
厄介なのが保管温度で、ファイザー社製が-75℃、武田/モデルナ社製は-20℃なので、国から自治体にディープフリーザーや保冷ボックス+ドライアイスも配られることになっています。

気になる副反応ですが・・・
接種部位の痛みはかなり強いようですね。
それから2回目の接種で、高熱・頭痛・倦怠感が多いのも気になります。特に、ファイザー社製と武田/モデルナ社製は接種者の1割が発熱するようで、要注意かもしれません。
もっと詳しく知りたい方は、専門的になりますがこちらで確認してみてください。
 【一般社団法人日本感染症学会 ワクチン委員会 COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)

ともかく、今まで経験が無く情報が不十分な中での準備なので、今後どうなるかは不透明です。
市は今月から新たに「新型コロナウイルスワクチン対策室」を設置して、医師会と連携しながら対応にあたっています。
市内の医療関係者も必死で闘っています。
市民の皆さんにはくれぐれも感染防止対策の徹底をお願いします。

皆さんの応援が励みになっています


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