市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

学校の換気対策は大丈夫?

2021-01-19 | 教育
学校薬剤師の務めで、八幡小学校へ。


毎年この時期に行っている空気検査(二酸化炭素濃度の測定)で、要するに換気対策がうまくいっているかどうかが判るわけですから、コロナ禍の今年はまた特別の意味合いがあります。

校内は、教室と廊下の境の高窓は常に全て全開に。
その他に対角線の窓も20センチ開けていて、児童がうっかり閉めないよう、こんな風に工夫されていました。


検査は、一つの教室を選び、「休み時間」「授業開始15分後」「授業開始40分後」の3回測定します。
例年、休み時間は子どもたちが室外に出ているので問題ないのですが、子どもたちが教室に集まってきて授業が始まると、だんだん二酸化炭素濃度が高くなっていきます。
仮に窓を閉め切っていると、あっという間に基準値をオーバーしてしまいます。

今回も授業開始15分後にいったん濃度が上昇したものの、以後はそれ以上にはならずに正常範囲内をキープ。
養護の先生も「この換気方法で間違いなかったのですね!」と、とても安堵されていました。感染防止対策に気を使って、毎日が緊張の連続だったのでしょう。

少し心配なのは、換気に気を遣うあまりに教室内の温度が低くなってしまうという事。
ダウンジャケットを着たまま授業を受ける子どももいると聞いて、ビックリしました。
これでは集中できないでしょうし、体を冷やすことでかえって抵抗力が落ちてしまうような気がします。
養護の先生のお話では、昨年からエアコンが導入されたのは良いが、以前のガスファンヒーターに比べてなかなか教室全体が暖まらない、と。
市原市では、猛暑対策にと昨年夏までに全校の全ての普通教室などに一気に導入したのですが・・・意外な落とし穴です。

校庭では、どこかのクラスが体育の授業で縄跳びをしていました。
子どもたちが大好きな球技が行えず、陸上か縄跳びかダンスくらいしかできないのだそうです。
歌や楽器の演奏も、調理実習も行えない。
行事や発表会・児童会など、皆が集まることもできず、放送や電子黒板で対応。
当たり前にできていたことができない日々が続きますが、先生も子どもたちも頑張っています。

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング