前回は八幡宿駅周辺の話でしたが、今日は五井駅周辺の話。
五井駅東口地区は駐車場や空き地などが点在し、駅近にもかかわらず人が集まるような場所がなく、
主に車が通過するだけの街並みになっています。
そこで市は、五井駅東口から伸びる更科通りを「シンボルロード」と位置づけ、
「まちなかウォーカブル推進方針(案)」を策定しました。
シンボルロードの先の両側には、
上総更科公園と、新たに農地を市街地化した文化交流ゾーンや商業賑わいゾーンが予定されています。
市のこれまでの具体的な動きとしては、
*住民や関係者と協働で、実証実験の賑わいイベント「五井のまちなか文化祭」を開催。
*シンボルロード周辺の区域の容積率の上限を200%から400%に引き上げ、
ビルを建てやすいようにする。
主にこんなところです。
一方、私が特別委員会の調査でまず気になったのは、こんな点でした。
*誰のための街づくりなのか:特に、どのような人に訪れて欲しいのかターゲットが絞られていない。
*どうやってそこまで行くのか:電車なのか、バスなのか、車であればどこに駐車するのかなど、
シンボルロードまでの交通手段や動線を想定していない。
人々が楽しみながら行き交い立ち止まり交流する道路や空間は、イベントだけでは生まれません。
これから市がどのような手順で具現化していくのか、今ひとつ見えてきませんでした。
特別委員会で引き続き取り組む課題だと思っています。