市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

自殺を予防するために

2020-09-09 | 健康・医療
教育民生常任委員会で、市が今後改訂する「自殺対策計画」の方針説明を受けました。
国内では自殺者数も自殺死亡率もこのところ減り続けているのに、市原市はそうでもなく、国や県よりも高い水準。(10万人当たり19.2人)
40代と60代が多く、全ての年代で男性の方がだいたい女性の3倍くらい多いそうです。

自殺のほとんどは原因が一つではなく複合的な問題。
対策と言っても、現実にはなかなか一筋縄ではいかないのでは・・・というのが正直な感想です。
あらゆる部署や外部機関との連携が大事かと思いますが、掛け声だけではなくてその仕組みをちゃんと作らないと。

それから、いま市では職員や市民を対象に「ゲートキーパー(自殺予防のための見守り役)」を養成していて、目標は約1500人だが現在は約550人とのこと。

これを後ろで聞いていた森山さんが、後で私にこう言いました。
「ねえねえ小沢さん、『ゲートキーパー』って認知症サポーターみたいな役割やろ?
だったら、別々じゃなくて一緒に養成すればええんちゃうの?」

さすが森山さん!それいい視点だなぁ。

認知症には認知症サポーター、自殺予防にはゲートキーパー、障害者には○○メイト、児童虐待は、引きこもりは・・・なんて部門ごとに分かれていては対応しきれないでしょう。
ましてや地域共生・包括ケアの時代、こういうところから縦割りをなくすという発想は大事だと思います。

ちょうど明日から自殺予防週間です。皆さんご存知でしたか?
市のHPに、自分でメンタルチェックができる「こころの体温計」があります。
この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
「こころの体温計」


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