市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

貧困の連鎖を断ち切るために

2021-06-18 | 生活困窮
市原市が新たに「まん延防止等重点措置」の地域に指定されましたね。
飲食店の利用が20時までになりますが、市原市は公共施設の利用も同様に20時まで、原則収容定員の50%とするそうです。
この時期になぜ、市原市が・・・。
我慢はいつまで続くのでしょうか。

さて、今回の代表質問で2番目のテーマに取り上げるのは、生活保護世帯の中高生への支援について。
「貧困の連鎖を断ち切る」という意味では、自我が形成され、人生の岐路(つまり貧困から脱却するか否かの岐路)に立つ年代への支援が重要です。

日本は子どもの7人に1人が相対的貧困状態にありますが、
その中で市原市の生活保護世帯の子どもは、R2年度で230世帯、439名。児童全体の約1%にあたります。
そしてそのうち12~17歳は191名です。
高校の進学は約1割の子どもが断念していて、大学・短大・専修学校などへ進学する子どもは約2割前後。
因みに、全国で一般家庭の子供の高校進学率は99%、大学等は77%だから、大きな開きがありますね。

文部科学省の調査によると、家庭が負担する教育支出のうち、約6~7割が学習塾や習い事等の費用なのだそうです。日本での貧困による教育格差は、放課後に生まれていると言えますね。
千葉市は、ひとり親家庭かつ生活保護世帯の小学5、6年生に、塾や習い事に通うためのクーポンを配布しているそうです。

一方市原市は貧困家庭の中学生のための無料塾を4カ所設けていますが(合計120名定員)、
生活保護の家庭の子どもは今年度3人しか通っていないのです・・・。

利用が少ない原因は?
もっと利用してもらうためには、どうすればよいのか?
そんなことも質問してみたいと思っています。

サフィニア「ぷらむ&さくら」。
実は、ペチュニアを育てるのはどうも得意じゃなくて・・・
もっと肥料を上げた方が良いのかな?



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