うやうやしく やっと本物とご対面~~。
ガラスケースに入った「神秘の子羊」は想像以上に色鮮やかでした。
ガイドブックによると「門外不出」だそうで・・・なるほど、これだけの仰々しさは頷ける。
そっそれなのに、細かい事は全然覚えていない・・・ぞ。
ここでフリータイム そそくさと1人で外へ出る。
とにかくテクテクくねくね大作戦。
雑貨店でランチョンマットを購入。 家への土産はこれだけだけど、食事のたびにゲントを思い出すよ。
一番ゲントらしい街並みと言われているレイエ川沿いを歩く。
ギルドハウスのなんて可愛らしい事!童話の世界だわ!
安野光雅の絵みたい・・・。
Cafeでお茶・・・なんて時間がもったいな~い。
もっとゆっくり見たいなぁ・・・でも本当はお茶もした~い。
ゲントは神聖ローマ皇帝カール5世生誕の地・・・だって。
ベルフォート(鐘楼)の厳かな鐘の音を聞いてから・・・
向かいの聖バーフ教会へ
ファン・アイク兄弟の合作 「神秘の子羊」なる祭壇画を観る。
展示室は教会内の隅の個室 。
その中でのおしゃべり、長居、もちろん写真はNGなので バスの中で事前に写真を見て、さっくと説明。
説明中にフランス語のガイドが 「まだ?あと5分よ!早くして」 何度も言われるが一切ペースを変えない佐藤さん。
説明よりもそのガイドの動向が気になってしまう私。
「あのガイドはうるさくて・・・前にも文句を言われました」だって、 さすがベテラン添乗員。へっちゃら~。
教会に入るのは無料だが「神秘の子羊」を観るには入場料がいる。
=4日目=
6:30には朝食へ
部屋の狭さからして朝食は期待していなかったが・・・なかなか美味しいじゃないか!!
出発まで少し時間があるのでホテル周辺散策
こんな場所でも 「ここで1人になったらホテルへは帰れないわ~」 と心配顔の Y さん。
今日は一組の母娘が体調不良でホテルで休養との事。
この母娘、行きの機内でも具合悪そうだったし・・・旅先での不調はお気の毒。
ホテル9:00出発 古都・ゲントへ(55km 約1時間)
ベルギーは四国ほどの大きさ。中欧の時と違い、移動時間が短くて楽チン。
ここでも中心地の手前でバスを降り、徒歩移動。
さて、今日から2泊するホリディ・イン こんな狭い部屋は初めて~。
シングルの部屋を ”むりくり” ツインにしました状態。
追加料金23,000円でデラックス宿泊プランもあったけど・・・もったいない・・・。 だから辛抱するしかない・・・。
奥のベッドを Y さんが使う事になり、私のトランク置き場はドアの前・・・。
Y さんがベッドを選んだので、私が先にお風呂に入る。これは2人のお約束。
私が入り終わり、Y さんの為に浴槽にお湯を張ろうと思いきや・・・水~~~。水しか出な~い。
結局 Y さんは翌朝シャワーを浴びる事に。
やっぱり、一挙に湯船にお湯を張るからね~。シャワーだけじゃ日本人の疲れは取れないのだ!!
毎晩私達はいろいろな話をした。
Y さんは65歳の生涯独身。10年前にお母さんを亡くされるまで 「娘もやっていた」 そうだ。
定年まで働き、退職金の一部を旅行に使うことにしてあっちっこっち行っている。
そういえば、数年前にインドにも行ったそうで 「あれは行った事がある人しか分からないよね~」 と言いながら大盛り上がり。
歳の離れた弟の嫁への文句?苦情?意見?・・・も結構パンチがきいてた。
未婚である事、仕事をしてきた事、私の周りの主婦とは少し感覚は違うけれど、その違いが又楽しく、毎晩話は尽きなかった。
Y さんはスーパーでご自分用のチョコとワッフルを買い、ご満悦。
その後もガンガン歩く・・・「本当に帰れるかしら?waiwaiさん大丈夫?」
「私は車を運転するんだから~だいじゃび!」 説得力の無い答え。
時間はまだまだあるけど・・・
ギャルリー・サン・テュベール 1846~47年建造のヨーロッパ最初のショッピングギャラリー
早い話がアーケード街を通り、
益々不安高まる Y さんが 倒れると困るので、グランプラスへ帰りカフェでお茶することに。
グランプラスのカフェはどこも大賑わい。 夕飯前なので、ワッフルは食べずコーヒーだけにしておこう。
全員集合して、歩いて3分のレストランへ。またまた T 夫妻と。
夕飯はムール貝・・・て前菜で出るのかな? と思いきや
一人に一つ、大鍋いっぱいのムール貝とフリッツ(フライドポテト)とパン。デザート。
各テーブルの上に大きなボールがあるのは・・・殻入れだったのね、なるほど~。
ムール貝は美味しかったけど、ちょっと寂しいメニュー・・・。
ベルギーでは必ずてんこ盛りのフリッツが出たが、カリッと揚がってて美味しい。
ベルギーのビールは美味しい。 一番ポピュラーなのはハイネケン。ハイネケンはドイツだと思ってた~。
修道院ビール、シメイ、レフ、ホワイト、グーズなどなど。フルーツのビールも何種類もあった。