終わってみれば出雲・全日本を落とし激戦も予想された箱根駅伝でしたが青山学院が作戦面・選手層で他を圧倒し当分黄金時代が続きそうな予感がする4連覇でした。各大学のレースを短評で振り返ります。
01位 10時間57分39秒 青山学院大学 5 → 2 → 2 → 2 → 2 → 1 → 1 → 1 → 1 → 1
6区でTOPに立つと譲ることなく独走。3区5区がやや危なかった以外はほぼ完ぺきなレース展開でした。
02位 11時間02分32秒 東洋大学 1 → 1 → 1 → 1 → 1 → 2 → 2 → 2 → 2 → 2
作戦ははまったが選手層という点で青山学院に追いつけず。下級生多く底上げで来年こそは頂点目指す。
03位 11時間09分09秒 早稲田大学 11 → 6 → 3 → 5 → 3 → 3 → 3 → 5 → 4 → 3
前哨戦見る限りは心配だったが箱根の戦い方を心得ているかのようなレース。現状メンバーでは最高の結果だった。スカウト強化要。
04位 11時間09分28秒 日本体育大学 4 → 8 → 15 → 12 → 7 → 11 → 7 → 6 → 6 → 4
山下りはヒヤリとしたがそれ以外は安心してみていられた。来年以降を考えると山に不安が残った。
05位 11時間10分09秒 東海大学 7 → 7 → 6 → 6 → 9 → 5 → 5 → 3 → 3 → 5
下馬評は高かったが終盤失速する選手が続出。けが人も多く、育成面で疑問符。監督変えない限り箱根は勝てないでしょう。
06位 11時間10分20秒 法政大学 19 → 15 → 13 → 14 → 5 → 4 → 4 → 4 → 5 → 6
山の育成能力は驚異的。1区2区無理しなかった区間配置もはまった。山があと2年固定できるだけに平地のエース育成が課題。
07位 11時間12分12秒 城西大学 18 → 13 → 11 → 10 → 6 → 9 → 8 → 7 → 7 → 7
サプライズのシード獲得。こちらも序盤無理せず。鬼門の山も5区6区攻略できた。今後スカウト向上させたいところ。
08位 11時間12分32秒 拓殖大学 13 → 5 → 5 → 4 → 4 → 6 → 6 → 10 → 8 → 8
往路重視のオーダーで復路メンバー厳しかったが課題の山下りで崩れなかったのが大きかった。さすが岡田マジック!!
09位 11時間13分26秒 帝京大学 16 → 12 → 12 → 11 → 12 → 7 → 9 → 9 → 9 → 9
終始大崩れがなかった。復路好スタート出来たのが大きかった。区間配置も良かったのでは。
10位 11時間14分25秒 中央学院大学 9 → 14 → 17 → 16 → 11 → 10 → 10 → 8 → 10 → 10
2区の選手交代が最後まで響いてしまったか。我慢のレースとなったが悪いなりにシード確保はさすが。
11位 11時間14分39秒 順天堂大学 10 → 10 → 9 → 15 → 8 → 8 → 11 → 11 → 11 → 11
1区2区の使いどころを間違ったのが最後まで響いた格好。長門監督は手堅かったんだけど往路優勝狙いすぎたかな。
12位 11時間15分13秒 駒沢大学 3 → 11 → 10 → 7 → 13 → 13 → 13 → 13 → 12 → 12
7区工藤がああゆう状態でも走らなくてはならないあたり台所事情が厳しい感じがする。下級生で活きがいいのがいないので今後が心配。
13位 11時間17分08秒 神奈川大学 6 → 3 → 4 → 3 → 15 → 14 → 15 → 14 → 13 → 13
1区2区を早くから公言しちゃってたのがプレッシャーになっちゃったかな。監督含めて全日本優勝で浮かれてたと言わざるを得ない。
14位 11時間18分06秒 国学院大学 2 → 18 → 14 → 9 → 14 → 16 → 14 → 15 → 15 → 14
選手層自体は拓殖や城西とさして変わらないと思うが、この大学は毎回区間配置が下手だねぇ。
15位 11時間19分26秒 中央大学 12 → 9 → 8 → 8 → 10 → 12 → 12 → 12 → 14 → 15
2年ぶりの本戦復活は繰り上げなかったのが最大の収穫。往路好成績も復路メンバー残っていなかった。
16位 11時間22分58秒 大東文化大学 14 → 19 → 16 → 17 → 17 → 17 → 18 → 17 → 16 → 16
山の大東らしからぬ山での迷走劇でしたね。親子鷹ってのはなかなか難しいですね。
17位 11時間22分59秒 東京国際大学 20 → 20 → 20 → 18 → 19 → 18 → 17 → 18 → 18 → 17
復路ではそこそこ勝負で来ていただけに序盤の不振が痛かった。選手層を厚み出てくると面白い存在になりそうだが。
18位 11時間23分24秒 山梨学院大学 17 → 4 → 7 → 13 → 16 → 15 → 16 → 16 → 17 → 18
今季の不振がそのまま結果に表れてしまった。息子も卒業でまたリスタートですね。
19位 11時間26分42秒 国士舘大学 15 → 17 → 19 → 20 → 18 → 19 → 19 → 19 → 19 → 19
前回と比べると駅伝にはなっていた。また5区6区がそこそこよかったのも来年以降を考えると収穫。
20位 11時間32分42秒 上武大学 8 → 16 → 18 → 19 → 20 → 20 → 20 → 20 → 20 → 20
ただ単に力不足でしたかね。予選会通過のノウハウは持つが本戦だとエースいない弱みが毎回露呈される。
OP 11時間40分02秒※関東学生連合
1区5区の出走回避、2区エースのブレーキと3本柱総崩れではレースにならなかった。ただ代役の1区、5区が良くつないでくれた。
個々の選手のレベル自体はさほど差はないと思っていますが、それを引き出す能力が青山学院がとびぬけているそんな印象でした。
区間配置についても、前回大会の結果を見て他大学は学習してないのかなと思った。
1区で有力ランナーを配した順天堂・駒澤・神奈川・国学院がそろってシードを落としてしまいましたね。
逆に1区無理しなかった法政・城西・帝京・がシードを獲得しました。
確かにスタートダッシュも大事ですがタイム差にしたら1区が最も差がつかない区間なので
1区で準エースを持ってくのはもったいないなと思います。
青山学院は駅伝を10区間トータルで考えていて、区間配置が毎回絶妙。
作戦面で青山学院を見習うべきだと思いますね。
予想成績
予想通り(予想順位±1)
青山学院、国士舘、上武
予想より上振れ(予想順位+2~+4)
東洋、日体、法政、國學院
予想より大幅上振れ(予想順位+5~)
早稲田、拓殖、城西、中央
予想下振れ(予想順位-2~-4)
東海、帝京、駒澤、大東文化、東京国際、山梨学院、関東連合
予想大幅下振れ(予想順位ー5~)
中央学院、神奈川、順天堂
予想は全体的に大ハズレ・・・中央学院、順天堂はいつも箱根になると順位を上げるも今年はそうならず。
早稲田は、箱根調整力が監督変わってついてきたのか。城西、中央、拓殖は今回だいぶ健闘した印象です。
エントリー見て調整力をもう少し加味したほうがいいのかなと思います。