猿八座 渡部八太夫

古説経・古浄瑠璃の世界

佐渡修行二日目の二

2011年07月15日 20時10分19秒 | 調査・研究・紀行
佐渡修行二日目の二
佐渡修行二日目の二
真野新町大神宮麦飯祭での真明座の奉納文弥人形。太夫は久保宗香師匠。お宮の中に舞台が設えられている。八郎兵衛師匠はお爺さんの白太夫を演じる。演目の「天神記」は菅原伝授手習鏡の元になった話。船で流される菅丞相(菅原道真)を助けようとした人々の様々な人間模様と生き死にが語られる。お客様はほんの20人ほどだが、皆さん地元の方々で、見せ場で自然と拍手や笑いが起こる。佐渡らしい雰囲気が溢れる舞台。麦飯のおにぎりが配られた。



佐渡修行二日目の一

2011年07月15日 15時45分17秒 | 調査・研究・紀行
佐渡修行二日目の一
佐渡修行二日目の一
佐渡修行二日目の一
涼しい猿八の山の中とはいえ、直射厳しき中、鳥越文庫にて、文弥の稽古。宗香師匠の天神記を録音して音を取る。夕方からは、真野新町大神宮で天神記の公演があるので、師匠の稽古も兼ねる。その後、私の文弥を聞いてもらい、語りの音程を調整していただいた。高音部に不安定がまだあるが、大分、正確な音が出せるようになった。


佐渡修行の旅5

2011年07月14日 18時51分43秒 | 調査・研究・紀行

佐渡修行の旅5
佐渡修行の旅5
午後は、西橋師匠、久保師匠と合流し、久保師匠の海沿いのお宅にお邪魔した。今回の修行は、佐渡文弥節である。あらかじめ、コピーしておいた「天神記」の演奏を聞いていただき、奏法の間違いや役節の名称、区別等をご指導いだだくことができた。これからは、西橋師匠の猿八座で演じる場合、文弥節を用いる場合もあるための弟子入りである。夕刻、猿八の西橋師匠のお宅に着いた。海辺から一気に登ったヒグラシの鳴く山は涼しかった。