二日間に渡る「全国地芝居サミット」が、大盛況の内に終わりました。特設の組み立て舞台の前には、座りきらず、立ち見の方も大勢いらっしゃいました。真夏の様な日照りの中、大声援と、おひねりの雨あられ、大変有り難う御座いました。
通常のお祭り公演では、六間舞台を使用しますが、今回は八間舞台でしたので、大変豪華。八間あると、高二重の設置に余裕が出るので、二重回しが、大変滑らかで、綺麗でした。舞台師チームのお手柄でした。
初日の「寿曾我対面」、何度もやっていますが、お客様の反応によって、芝居というものは変わるものです。決める度の大喝采と、おひねりで、役者がノリノリでしたね。これは、各地のサミット会員の皆様のお手柄。
二日目の「太十」、1時間25分の長い芝居をだれないでやりきったのは、チョボと役者のお手柄でした。菅生歌舞伎の素晴らしいところは、浄瑠璃も自分たちで出来るようになったことです。床は、野口令太夫と中田恭子。
下座チーム。笛の新人、森田弘子、野口優花、野口悠太(写真一番奥はお父さんの野口太夫)の3名を加えて、総勢7名で担当しました。特に優花、悠太、双子兄妹は、速い寄せ太鼓に、頑張ってつけました。下座三味線は、中田恭子、石橋迪子、高崎洋子。笛は高橋洋子。三味線その他鳴り物すべては、いつも通り、渡部八太夫が担当させていただきました。しかし、ちょっとずつ、ボケが入っているらしく、違う太鼓を叩いているの気が付いていないとか、まるっきり抜かしているとか、どこか、かしら故障があったようです・・・
毎度のことですが、大勢の人が関わらないと、芝居はできません。皆々様、本当にお疲れ様でした。次の菅生歌舞伎は、野口邸での秋公演になります。10月11日(日)を予定しております。演目その他、詳細が決まり次第、又お知らせいたします。