洛中洛外図《舟木本》の一部拡大ですが、ここには、貴重な記録が描かれています。「むねわりあやつり」と外題が書かれているのがわかります。400年前の京都、四条河原の光景です。この絵に描かれている人形は、天寿・ていれいの姉弟と大萬長者だと思われます。口を開いて観ている客が又印象的です。この説経は、かなりのヒット作品だったようです。それから、四百年、今や、この芝居を観ることができるのは、世界広しといえども、猿八座だけですので、この機会に是非「阿弥陀胸割」をご覧ください。
4月7日(日)新発田市の三光寺で開催です。