月のカケラと君の声

大好きな役者さん吉岡秀隆さんのこと、
日々の出来事などを綴っています。

平山さんちの涼くん

2007年04月12日 | 山田監督作品

平山工務店の長男・涼くんは、
仕事に対する忍耐力のなさっぷりを親に嘆かれ叱られ、
半べそかきながら家を飛び出るというへたれっぴー。

しかし、こ~んなへたれな役を演じているにもかかわらず、
この作品の中でのヒデタカくんは、とにかくかっこいい。

「格好いいぜぇ」火山活動中って感じで、役柄をつきぬけて追い越しちゃった
かっこ良さみたいなのがあるのでごじゃりまする。

吉岡くんの魅力って、彼の作品を最初に観るときは、
外見の格好よさが後から付いてくる感じがするのですね、私にとっては。

まず役者・吉岡に魅かれるから、無意識に認識している彼の外見の美しさが、
作品鑑賞中にはあまり私の中では顕在化されてこないのでありまする。

で、後にビデオやDVDで何度かそれぞれの作品を見直してみて、やっと
「おぉ、なんてビュ~テホ~なお方なのだっ! 神様ありがとう!」
と叫びを上げ、そして次には彼の外見の美しさにまで嵌っていく、
という繰り返しになるという、完全健全地球にやさしいリサイクルになっているのですね。

しかしそういう点、この涼くんは例外で、これは最初に観たときから、
「くぅあああ~! どうしてくれよう、このかっこよさっ?!」
という状態だったのでありまする。 

どこを切っても切っても金太郎飴ってくらい、かっこいいヒデタカてんこ盛り。

おかげで作品に集中できなかったよ~。あぁ、なんて罪なお方。
けれども彼、この作品の中で、一生懸命フェロモン封印しているような
気配がするのですが何故なのでしょう? 
まぁ、映画全体のトーンを考慮すればそうするのも納得だけれど、
しかし、ふふふ、君の色気は画面にしっかり漏れてきているのだよ。

この涼くん、稲葉一矢が全開で放っていた強烈フェロモン光線ボーイとは違って、
「ほのかに漂う色香が隠せましぇ~ん。」
っていう感じの青年。

なんともいえない抑制された色気と、匂いたつような美。
少年の名残を内包しつつ、大人へと繋いでいく青年期にいる彼。

この青年期というのは、男性にとって、とても大事な通過過程でありますな、
と私は思うとですよ。
青年期の如何によって、その後の男っぷりが違ってくるような気がするのですよ。

しかし、少年からいきなりおっさんになっちゃたりする人が巷には多い。
悲しいぞな。

けれども、ヒデタカくんはきちんと「青年期」を通過している。
いや、もしかしたら今でも「青年期」通過中なのかもしれん。
なんかそんな気がしないでもない。

さてさて、映画の話に戻りまするが、
涼くんは、カメハメハ大王みたいなカッちゃんに会いに南の島に行くけれど、
その舞台設定のわりには、彼のガードはとても固いであります。

満男くんみたいに、「海辺で半裸でハンモック」どわぁああああっ~!
みたいなシーンはないでござる。

惜しい。

ちなみにあの驚愕の満男ハンモック映像を最初に観たときは、
私なんて、もう、その場で瞬間自家発火してアンドロメダまで一気に飛んで
いってしまうかと思ったくらい衝撃的だったですばい。

けれども、この涼くんの場合は、唯一カッちゃんの経営するオデオン座を訪ねる時のみ、
ひかえめ~な、「ヒデタカ開き」シャツのお披露目があるだけであります。

出し惜しみするなんてひどいぢゃないか~!

ちなみに、この「ヒデタカ開き」、見るたびにいつも思うのだけれど、
これは一体誰の提案なのだろうか?

満男くんに、このスタイルはないと思う。
彼は「開ける」のではなく、「脱いじゃう」のだ。

そういえば、純君ははだけまくっていた時期がある。
そして、はだけの王者といえば、稲葉一矢。

やはり杉田監督の意向なのだろうか? 

あぁもう~ど~うしてこんな不埒なことばかりに考えが及んでしまうのだろう?
映画の内容を語ろうと思ったのではなかったのか、あたしってば?
しかしやめられないとまらない~のかっぱえびせんなのだよ、ムッシュ~。

コトー先生のときも、満男くんのときも思ったけど、
吉岡くんは、ジャケットを着ていないシャツスーツ姿のいでたちの時は
更に彼の艶っぽさが増すと思うのでありまする。

先にも述べた、オデオン座シーンの涼くんなんて、
もうすっごい艶っぽかった。

まるで、ゆらゆらと立ち昇る朝靄のような色気。

真っ裸になるより、こういったいでたちのときの方が、
遥かに遥かに色っぽい。

これはもしや「リヴァーシブル艶出し現象」というものなのだろうか? 
なぜなのだ? 
あのほっそ~い腰が強調されるから? 

いやしかし、同じ細いといっても、小倉一郎さんが同じ格好をしてても
全くなにも感じないので、やはりこのいでたちには、
吉岡くんの持つ色気炎を焚きつけるなにかがあるに違いないと思われる。

このオデオン座の後につづくシーンで、人気のなくなった波止場でちょこりん、
と縮小折りたたみコンパクトサイズになって座っている涼くんは、
地上に点在するまりもみたいで可愛かった。

そうだった・・・、
この涼くんってば、カッコいいだけじゃなくて、
可愛かったりする場面もてんこ盛りだったのだ。

あぁ、もうどうしようっ!? 
って彼に向かってタックルしたくなっちゃうくらい、
この涼くんなヒデタカくん、魅力的なのでごじゃるよ~。


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