非正規雇用

非正規雇用と言う言葉はよく聞く。
おいら自身は、そういう雇用形態だったことはないので、その実態を詳しくは知らなかった。
むろんその中には、自分の意志で、世帯主の扶養の範囲内でパートやアルバイトで働く人たちも含まれている。
それらの方々はそれほど大変ではないと推察される。
そうではなく、派遣社員という雇用？形態の方々は、こんなにも悲惨なようだ。

◆実質的に人間を雇用してもそれは人件費ではなく物件費
　派遣会社に登録し、自分が働きたいときだけ働けるのは都合がいいものだ。
　だが企業側にとっても重宝らしい。
　生産量が急増したり、業務量が増したときに、派遣会社から１００人を１年間派遣してもらう。
　自動車会社の生産ラインで、既存の正社員に交じってほぼ同じ業務をこなす。
　契約期間は、正社員よりもやや給料は安いという程度で、働けるうちは問題は少ない。
　だが、〇〇ショックとかで生産量が減少すると、たちどころに契約が打ち切られる。
　切られる方はクビになった感じだが、企業側は単なる契約の終了なのだ。

　契約期間中に住んでいたアパート（借り上げ社宅）も、期限を切って退去を求められる。
　収入と住居が同時に無くなるということだ。
　これではモノ扱いのようだ。
　その通り、派遣を受ける企業では彼らの費用は人件費ではなく、単なる物件費なのだそう。
　わかりやすく言えば、文房具と同じでボールペンとかコピー用紙を購入するのと同じとか。
　必要なら購入するし、不要になったら終了するだけのこと。

　・・・ごく一部なのかも知れませんが、これは何か間違っているような気がします。