米国アポロ計画

今日は、ソフトバンクグループの孫正義氏の言葉だ。
企業の経営計画について語ったものなのだが、凡人の日常生活にも役に立つアドバイスだと感じた。

◆完成したものも常に見直すべき
　企業の経営計画は、おそらく経営企画部なる組織が一年くらいかけて作り上げるものだろう。　
　出来上がったら満足して、それに向かって進んでいくことは悪いことではない。　
　だが世の中は日々変わっている。
　それについてはどう考えるべきなのか、米国のアポロ計画はこうしている。

　アポロ計画で月に向かう宇宙ロケットは、発射前に何年もかけてスーパーコンピューターで計算をしています。
　でも、事前に膨大な計算をしても、飛び立った瞬間から目的地への到着までずっとコンピューターで計算をし続けているんです。
　発射後の大気の状況や、あるいは宇宙空間の想定外の状況をも踏まえて計算をし続けているのです。
　
　つまり刻々と状況や環境が変化しているので計算をし直すのです。
　そうやって方向をを微修正しないと、軌道からはずれてしまうのです。
　言い換えれば、微修正がない計画と言うものは、達成しようという執念が足りないんじゃないかと思います。
　僕には本当にやり遂げたいことがあります。
　そのために、計画を立てそれを常に見直しながら進んでいます。
　そうすることで、アポロ計画も月に到着することが出来るのです。
　なるほど、計画を立てることは大事なことですが、それを絶対視せず常に見直すことこそが大事なんですね。