やっぱりやめます

いい人でいることは美徳だと思う。
他人に配慮し、必要以上には自分を押し出さない。
それは社会生活を円滑に行うための技術でもある。
だがそれだけでは、迫りくる現代のリスクには対応できないようだ。

◆やっぱりやめますと言う
　いい人でいることは大事なことだが、時にはきちんとNoと言うことが必要だ。
　何日か前にも記したが、自由こそが幸福の肝なのだ。
　その自由を得るためには、たとえ解雇や絶縁という結果になっても時にはNoと言うべきらしい。
　日常生活でも同様で、買い物などの場面でも当てはまるものだ。
　本当はいらないのに売りつけられそうになったら、「やっぱりやめます」と言うべきなのだ。
　ブティックでも銀行でもケイタイショップでも、自分たちの都合のいい商品をあの手この手で売りつけてくるものだ。
　そんな彼らに少しでも違和感を持ったら、Noを突き付けるべきだ。
　理由を聞かれたら、なんとなくと答えればいい。

　さらに執拗に勧められたら、帰りますと言って立ち去ればいい。
　場合に依っては、本部にクレームを入れたっていい。
　こういう習慣を身に着けることによって、あなたは本当の自由を獲得できるのだ。
　自由の女神は、ただ受け身で待っているだけの者には冷たく、リスクを覚悟して挑戦する者に微笑むものだ。

　なるほど、いい人と、ただ周囲に流される人を混同してはいけないようですね。
　幸福の重要な要素の一つは、たしか自由な選択だったはずですので・・