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そこそこでいい

2022-01-06 06:39:09 | 日記
人は生活していく上で、選択肢が多くかつそれを自分の自由意思で選べることが幸福感につながるはずだ。
それは自由に生きられるということだからだ。
だが心理学者のフランク・マルテラはそうではないと言う。

◆あまりに選択肢が増えると結局幸福感は減ることになる
 現代はかっつてないほど選択の幅の広い時代だ。
 何を買うにも比較したり競合したりする商品が数多く売られている。
 そのせいで、我々は容易に罠にかかって抜け出せなくなってはいないか。
 選択の自由があるのは間違いなく良いことだ、だがあまりにも選択の幅が広いと害にもなり得るということなのだ。
 そのせいで一種の中毒状態にもなってしまう。

 皮肉なことに現代では、選択肢があまりにも多すぎるために、誰もが自分の選択に絶対の自信を持つことが出来なくなってしまった。
 同じく心理学者のバリ-・シュワルツは、この現象を選択のパラドックスと呼ぶ。
 我々は選択の幅が広いことを良しとし、選択の幅が広がることを望む。
 しかし、あまりに選択肢が増えると結局、幸福感は低下することとなる。
 昔の人は食べ物があれば飢えることなく幸福だったはずだ、現代では美味しい物が多すぎてどれを食べていいか悩まなくてはならない。
 そんなパラドックスから抜け出すにはどうしたらいいのか、それはある程度以上良いと思えたら即それを選べばよい。
 あまりに細かく検討すれば、ストレスもたまるし、かえって不満や後悔が残るものだ。

 なるほど、たしかに他人から指示・命令を受け嬉々として従う人たちもいる。
 そんな人たちは、自分で選択しないという幸福感があるのかもしれませんね。
 自由とはなかなか難しいものです。